今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 井澤英夫 藤田医科大学医学部循環器内科学

監修: 伊藤浩 川崎医科大学総合内科学3教室

著者校正/監修レビュー済:2023/11/08
参考ガイドライン:
  1. 日本循環器学会/日本心臓リハビリテーション学会:2021年改訂版 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン
  1. 日本循環器学会/日本心不全学会:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)(日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン)
患者向け説明資料

最新トピックス:
〈遠隔心臓リハビリテーション〉
  1. 通院型心リハへの参加率が低く、代替手段としてインターネットを利用した遠隔心リハが普及しつつある。
  1. 遠隔心リハと通院型心リハとの間で、運動耐容能や身体機能の改善、入院抑制効果への効果は同等であり、アドヒアランスは遠隔心リハの方が優れていることが報告されている[1][2]
  1. 遠隔通信機器の操作が可能で運動時の安全性に関して十分な理解と対応が可能な患者が対象となる。
  1. 安定した低〜中程度リスクの患者にとって、遠隔心リハは合理的な選択枝である。
  1. 日本心臓リハビリテーション学会より「心血管疾患における遠隔リハビリテーションに関するステートメント」が発表された(https://www.jacr.jp/cms/wp-content/uploads/2023/10/StatementRCR_1025.pdf)。

概要・推奨   

  1. 運動療法を中心として、栄養指導、生活指導、心理学的介入など疾病管理プログラムとして包括的心臓リハビリテーションプログラムは活用されるべきである。(推奨度1, RsJ)
  1. すべての心不全患者に対して多職種チームによる包括的心臓リハビリテーションプログラムを実施する。(推奨度1, OJ)
  1. 心肺運動負荷試験で心不全の重症度や運動耐容能を評価する。(推奨度1, RsJ)
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概要 

定義  
  1. 心臓リハビリテーション(心リハ)とは、日本心臓リハビリテーション学会では「心血管疾患患者の身体的・心理的・社会的・職業的状態を改善し、基礎にある動脈硬化や心不全の病態の進行を抑制または軽減し、再発・再入院・死亡を減少させ、快適で活動的な生活を実現することをめざして、個々の患者の「医学的評価・運動処方に基づく運動療法・冠危険因子是正・患者教育およびカウンセリング・最適薬物治療」を多職種チームが協調して実践する長期にわたる多面的・包括的プログラムをさす」と定義している。
  1. 心リハは運動療法だけではなく、患者と家族への教育、カウンセリング,栄養・食事指導、服薬指導、生活指導、禁煙指導、ストレスコントロール、社会復帰などを含めた心血管疾患の疾病管理プログラムとしての役割を担い、包括的心リハプログラムとして実施される。
  1. 心リハの目的は、1. 身体的および精神的デコンディショニングの是正と早期社会復帰、2. 危険因子の是正と再発および再入院防止、長期予後改善、3. QOLの向上である。
  1. 心リハの対象疾患は、冠動脈疾患(急性心筋梗塞、狭心症)、心不全、不整脈、心臓手術 (冠動脈バイパス術、TAVI、弁膜症手術) 後、植込型補助人工心臓装着後、心臓移植後、肺高血圧症、大血管疾患(大動脈解離、大血管術後、ステントグラフト内挿術後)、末梢動脈疾患などで、これら幅広い心血管疾患に保険適用が認められている。
構成要素・時間的区分  
心リハの構成要素:
  1. 1. 患者の病態・重症度に関する医学的評価、2. 医学的評価に基づく運動処方と運動トレーニング、3. 冠危険因子の改善と患者教育、4. 心理社会的因子と復職就労に関するカウンセリング、5. 疾病管理から心リハは構成される(図1)。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
井澤英夫 : 講演料(大塚製薬(株),第一三共(株),バイエル薬品(株),ノバルティスファーマ(株),日本イーライリリー(株)),研究費・助成金など((株)CaTe,ソニーグループ,(株)カネカ,アムジェン(株),日本メドトロニック(株)),奨学(奨励)寄付など(住友ファーマ(株),日本ライフライン(株),バイオトロニックジャパン(株),(株)スズケン,アボットメディカルジャパン合同会社,ボストン・サイエンティフィックジャパン(株))[2025年]
監修:伊藤浩 : 特に申告事項無し[2025年]

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