今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 鈴木健文 山梨大学医学部 精神神経医学講座

監修: 上島国利 昭和大学

著者校正済:2024/11/13
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本神経精神薬理学会日本臨床精神神経薬理学会:統合失調症薬物治療ガイドライン2022(2022年5月20日公開)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った。以下、主な更新内容である。
  1. 「主な抗精神病薬の添付文書情報と注射剤の有無」の表を更新した。
  1. 「抗精神病薬による有害事象の相対的評価」の表を最新の『モーズレイ処方ガイドライン第14版』へ更新した。

概要・推奨   

  1. 統合失調症とは、妄想や、幻覚、解体した会話(陽性症状)、無為自閉や、感情鈍麻、受動性(陰性症状)、および認知機能障害などを特徴とする精神科疾患である。
  1. 統合失調症の代表的症状としては、(1)妄想(2)幻覚(3)まとまりのない発語(例:頻繁な脱線または滅裂)(4)ひどくまとまりのない、または緊張病性の行動(5)陰性症状(すなわち感情の平板化、意欲欠如)などがある。
  1. 早期介入により、よりよい治療効果、予後も期待されている。早期発見、早期治療が大切であることは、他の疾患同様である。
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病態・疫学・診察 

疾患情報  
  1. 統合失調症とは、妄想や、幻覚、解体した会話(陽性症状)、無為自閉や、感情鈍麻、受動性(陰性症状)、および認知機能障害などを特徴とする精神科疾患である。
  1. 生涯有病率は、全世界的におおむね人口の0.7%程度とされ、最近の研究では男性のほうがわずかに高いとされる。比較的頻度の高い疾患であるにもかかわらず、未治療で放置されたり、偏見や差別、非人道的処遇および治療にさらされてきた歴史がある。早期介入により、よりよい治療効果、予後も期待されている。早期発見、早期治療が大切であることは、他の疾患同様である。
  1. 統合失調症の代表的症状として、以下のものが挙げられる。
  1. (1)妄想
  1. (2)幻覚
  1. (3)まとまりのない発語(例:頻繁な脱線または滅裂)
  1. (4)ひどくまとまりのない、または緊張病性の行動
  1. (5)陰性症状(すなわち感情の平板化、意欲欠如)
  1. 米国精神医学会の診断マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders fifth edition、DSM-5)によれば、これらのうち、2つ以上(少なくとも1つは(1)~(3))を1カ月間以上ほとんどの間認め、同時に社会機能障害を認め、また障害を6カ月以上持続的に認める場合で、他の要因を除外した場合、統合失調症と診断される。なおDSM-5では、それまでの妄想型、破瓜型といった下位分類が不採用となったが、その臨床的有用性を推す意見もある。概括的社会機能評価のGlobal Assessment of Functioning(GAF)も不採用となったかわりに、World Health Organization Disability Assessment Schedule, Version 2.0(WHODAS 2.0)などを推奨している。
  1. 予後に関し、おおよそ1/3ずつの症例が、比較的良好、一進一退、進行性の悪化(治療抵抗例)を呈するといわれる、しかしDSMやICDといった操作的診断により定義される統合失調症の予後は不均一であることが古くから知られる。
  1. 双生児研究などによると、遺伝は原因の一部ではあるが、それだけでは説明できず、環境要因の関与も大きい。
  1. 移民者、都市部で発症が多い。発展途上国では予後が良好であるとされる。
  1. 受診のきっかけは、しばしば(時に粗暴行為を伴うこともある)陽性症状に基づく異常言動だが、陰性症状主体の症例では、なかなか受診に繋がらない(未治療期間が長くなる)ことも少なくない。
  1. 物質依存は確立されたリスクファクターである。統合失調感情障害、妄想性障害、気分障害、物質誘発性精神障害、身体疾患に伴う精神障害、知的障害、認知症などとの鑑別が重要になる。自閉症スペクトラム障害との判別は困難な場合がある。
問診・診察のポイント  
  1. 自傷、他害のリスクを評価する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
鈴木健文 : 講演料(住友ファーマ(株))[2024年]
監修:上島国利 : 特に申告事項無し[2024年]

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