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食道カンジダ症

概要・推奨

  1. 食道カンジダ症は、カンジダ属の真菌が食道に感染することにより発症し、嚥下困難や胸骨後面付近を中心とした嚥下時痛、口腔内白斑などの症状がみられる。
  1. 免疫が低下したヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者に多くみられ、細胞性免疫不全のある血液・悪性腫瘍患者、移植患者、内服・吸入ステロイド使用患者、コントロール不良の糖尿病患者などでもみられる。
  1. 食道カンジダ症の発症を説明できる基礎疾患が明らかでない場合は、HIV感染症が背景にある可能性を疑うことが勧められる(推奨度1、G)
  1. 食道カンジダ症は必ずしも、口腔内カンジダ症を合併しない。基礎疾患と症状が合致すれば口腔内の所見の有無にかかわらず食道カンジダ症と考える(推奨度1、O)
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