血小板輸血 :トップ    
監修: 木崎昌弘 埼玉医科大学総合医療センター
山本晃士 埼玉医科大学総合医療センター 輸血細胞医療部

概要

ポイント:
  1. 血小板の量的(血小板減少症)、質的低下(血小板機能異常)に起因する出血の予防や治療を目的とする。
 
適応: >詳細情報 
  1. 適応は、血小板減少症、血小板機能低下症、外科的適応:血小板減少症や血小板機能低下症の手術等の侵襲的処置 エビデンス などである。
  1. ただし、輸血の適応は、血小板数だけでなく、出血症状や合併症、侵襲的処置の有無等の出血リスクを勘案して、総合的に判断する。
  1. 白血病等の造血疾患や化学療法に伴う造血障害での予防的投与の血小板基準値は1~2万/μLである。
  1. 外科手術時の過剰出血の予防や活動性の出血の治療では、血小板数5万/μL以上を目標に輸血する。
  1.  再生不良性貧血 や 骨髄異形成症候群 などの慢性血小板減少症では、出血症状や出血のリスクがない限り、血小板基準値は0.5~1万/μLである。 エビデンス <図表>
 
禁忌:
  1. 原則なし。ただし、多発性の血小板血栓を本態とする 血栓性血小板減少性紫斑病 (TTP)や 溶血性尿毒症症候群 (HUS)、  ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT)では慎重投与が必要である。 エビデンス …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

輸血の適応と安全な血液の選択を評価するための検査例
  1. 輸血の基準となる血小板減少の程度をCBCで確認し、適合血選択のための血液型検査を行う。
○ 血小板輸血の適応を決定する場合、1)により血小板数を測定する。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

血小板輸血の基準値
血小板輸血不応状態の要因
造血障害に起因した血小板減少による皮下出血
震盪条件下で保存されている濃厚血小板
著者校正/監修レビュー済
2018/05/23


  • 血液 の他のコンテンツを見る
詳細ナビ