今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 山本晃士 埼玉医科大学総合医療センター 輸血細胞医療部

監修: 木崎昌弘 埼玉医科大学総合医療センター

著者校正/監修レビュー済:2022/03/02
参考ガイドライン:
  1. 日本輸血・細胞治療学会:科学的根拠に基づいた血小板製剤の使用ガイドライン:2019年改訂版
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。

概要・推奨   

  1. 造血障害に起因した血小板減少症の出血予防には、日本のガイドラインが設定している輸血トリガー値:1~2万/μLが強く推奨される(推奨度1)
  1. 血小板減少症の治療や手術などの侵襲的処置時の止血障害の予防のためには、血小板数:5万/μLを基準にした血小板輸血が推奨される(推奨度2)
  1. 血小板輸血の禁忌は、TTP/HUSやHITとされるが、活動性出血や出血のリスクが高い処置では血小板輸血を躊躇すべきではない(推奨度3)
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まとめ 

まとめ(適応、禁忌、合併症とそのリスク)  
まとめ:
  1. 血小板を補充して血小板の量的、質的低下に基づく出血の予防や治療を行う。
  1. 造血機能低下や消費亢進による血小板減少症や手術等の侵襲的処置時に用いる。
  1. 特有の副作用(アレルギー等の急性反応や感染症などの遅発性合併症)に注意する。<図表>
  1. 輸血前後の血小板数を測定して、輸血の効果(CCI)を評価する。 >詳細情報  >詳細情報 
  1. 血小板抗体(抗HLA抗体や抗HPA抗体)を検索する。<図表>
  1. 血小板抗体陽性のときは、HLA適合血小板を利用するために、患者のHLA(class1、AおよびB)を同定する。
 
震盪条件下で保存されている濃厚血小板

出典

半田誠先生ご提供
 
適応:
  1. 血小板減少症:血液疾患等に伴う造血器障害、播種性血管内凝固症候群( DIC )による消費亢進や大量輸液・輸血による血液希釈。
  1. 血小板機能低下症: 血小板無力症 等の先天性疾患や抗血小板薬等による後天性障害
  1. 外科的適応:血小板減少症や血小板機能低下症の手術等の侵襲的処置。
 
造血障害に起因した血小板減少による皮下出血

血小板数:5,000/μL>

出典

半田誠先生ご提供
 
禁忌:
  1. 原則なし。ただし多発性の血小板血栓を本態とする 血栓性血小板減少性紫斑病 (TTP)や 溶血性尿毒症症候群 (HUS)、そして ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT)では慎重投与が必要である。
 
合併症とそのリスク<図表>
  1. アレルギーや呼吸不全等の非溶血性急性副作用が時々みられる。<図表>
  1.  B型肝炎 などの感染症伝播はごくまれであるが、リスクはゼロではない。<図表>
 
鑑別疾患表
  1. アレルギー反応(蕁麻疹、アナフィラキシー)
  1. 重症の急性肺障害(TRALI)
  1. 輸血後GVHD
  1. HBV
  1. HCV
  1. HIV
準備のポイント  
  1. 血小板減少のレベル(血小板数)と出血症状を確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
山本晃士 : 講演料(中外製薬(株))[2024年]
監修:木崎昌弘 : 未申告[2024年]

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血小板輸血

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