片頭痛

著者: 永田栄一郎 東海大学医学部内科学系神経内科

監修: 高橋裕秀 昭和大学藤が丘病院 脳神経内科

著者校正/監修レビュー済:2019/10/26
参考ガイドライン:
  1. 慢性頭痛の診療ガイドライン2013

概要・推奨  

  1. 片頭痛の急性期治療薬はトリプタンが第1選択薬である(推奨度1)
  1. いずれのトリプタンも効果は明らかで有用性がある。それらの特性にはわずかながら差があり、患者によって効果やpreferenceは異なるが、エビデンスは不十分である(推奨度2)
  1. 片頭痛前兆期・予兆期にトリプタンを使用しても支障はないが、無効の可能性がある(推奨度2)
  1. 非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)は軽~中等度の片頭痛発作に対する治療効果が高く、安価であり、第1選択薬の1つとなる。発作のできるだけ早期に服用することが推奨される(推奨度2)
  1. 制吐薬は片頭痛の随伴症状である悪心・嘔吐に効果がある。使用経路も経口・静注・筋注・坐薬など選択肢が多く、副作用も少ないことから積極的な併用が勧められる(推奨度2)
  1. 月に2回以上の片頭痛発作がある場合、急性期治療(トリプタンやNSAIDs)のみでは日常生活に支障がある場合、急性期治療薬を使用できない場合、永続的な神経障害を来す恐れのある特殊な片頭痛の場合には、予防療法が適応となる(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、「薬物乱用頭痛」→「薬物の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛:MOH)」「髄液」→「脳脊髄液」とした。


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