悪性黒色腫 :トップ    
監修: 戸倉 新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科
藤澤康弘 筑波大学 医学医療系 皮膚科

概要

疾患のポイント:
  1. 悪性黒色腫(メラノーマ)は、色素細胞(メラノサイト)由来のきわめて悪性度の高い悪性腫瘍である。
  1. 皮膚悪性黒色腫の病型として、4つの病型が考えられ、それぞれ特徴的な臨床、病態を示す。
  1. Acral lentiginous melanoma(末端黒子型メラノーマ:足底、手掌、爪下部などに発生)<図表>
  1. Superficial spreading melanoma(表在拡大型メラノーマ)<図表>
  1. Nodular melanoma(結節型メラノーマ:当初から結節として出現、徐々に増大を示す)<図表>
  1. Lentigo maligna melanoma(悪性黒子型メラノーマ:躯幹・四肢中枢側など普段日光に露出しない部位に発生する)<図表>
 
診断: >詳細情報 アルゴリズム
  1. スクリーニングとしては、色素斑を臨床的にみる際、Asymmetry(非対称性である)、Border irregularity(辺縁が不整である)、Color variegation(色調濃淡不整である)、Diameter enlargement(直径が6mm以上である)にEvolving(大きさや形状の拡大、症状、および色の濃淡の増強)を追加したポイントについてチェックし、あてはまる点が多いほど悪性黒色腫を疑う。(ABCDE1項目以上感度 92~97% 特異度 36%)
  1. ダーモスコピー検査により、色素斑の形態について詳しく観察し、診断の精度を高める。 エビデンス 
  1. 色素斑のダーモスコピー所見で、parallel furrow pattern(皮溝平行パターン)を示す場合、色素性母斑を疑い、悪性黒色腫は除外される。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

黒色腫のダーモスコピーによる評価
  1. 色素斑等を観察することにより、悪性黒色腫か否か、鑑別するための有力な手段となる。
  1. parallel ridge pattern(<図表>)の場合、悪性黒色腫を疑う。
  1. parallel furrow pattern(<図表>)の場合、色素性母斑を疑う。
○ 黒色腫を疑う場合は、1)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

悪性黒色腫(メラノーマ)の診療アルゴリズム
Acral lentiginous melanoma(末端黒子型メラノーマ)
Superficial spreading melanoma(表在拡大型メラノーマ)
Nodular melanoma(結節型メラノーマ)
Lentigo maligna melanoma(悪性黒子型メラノーマ)
著者校正/監修レビュー済
2018/03/15


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