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悪性黒色腫

著者: 藤澤康弘 筑波大学 医学医療系 皮膚科

著者: 田中亮多 筑波大学 医学医療系 皮膚科

監修: 戸倉新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科

著者校正/監修レビュー済:2020/02/19
参考ガイドライン:
  1. 日本皮膚科学会:日本皮膚科学会ガイドライン 皮膚悪性腫瘍ガイドライン第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019

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概要・推奨  

  1. ダーモスコピーは、この診断法に習熟した医師が用いれば、悪性黒色腫の早期診断に役立つので、ダーモスコピー検査を施行することが勧められる(推奨度1)
  1. 高周波エコー(20-100MHz)はtumor thickness(原発巣の厚さ)を術前にある程度正確に予測することができるので、実施を考慮しても良い。他方でMRIは測定誤差が生じる事があるため、勧められない(推奨度2)
  1. 悪性黒色腫原発巣の部分生検により局所再発率やセンチネルリンパ節転移の陽性率が有意に上昇するという証拠はないので、全切除生検が不可能な場合には、部分生検を行ってもよい。しかし、頭頚部原発の悪性黒色腫患者では部分生検によって生存率が低下する危険性があるので、注意を要する(推奨度2)
  1. 悪性黒色腫原発巣を外科的切除する際の病巣辺縁からの距離は、in situ病変では3~5mm、tumor thicknessが2mm以下の病変では1cm程度、tumor thicknessが2mmを超える病変は2cm程度とする(推奨度1)
  1. 原発巣の厚さが1~4㎜の悪性黒色腫患者に対してはセンチネルリンパ節生検(sentinel lymph node biopsy; SLNB)を実施することが推奨される(推奨度2)
  1. これまでわが国で実地医療として用いられてきたDAVFeron療法やFeron療法は、検証的な臨床試験が存在せず、標準的な術後補助療法として用いることは推奨されない(推奨度3)
  1. 悪性黒色腫患者の治療後に画一的な画像検査を行うことは推奨されない(推奨度3)
  1. 悪性黒色腫原発巣の術後、患者が自分の皮膚の定期的自己検査(self skin examination; SSE)を行うと生存率が改善する可能性がある(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. すべての改訂を皮膚悪性腫瘍ガイドライン第3版 メラノーマ診療ガイドライン2019に基づいて行った。
  1. センチネルリンパ節生検陽性症例の診療方針について改訂を行った。
  1. 術後補助療法について改訂を行った。
  1. 上記改訂に伴い、治療アルゴリズムの改訂を行った。

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