乳房外パジェット病 :トップ    
監修: 戸倉 新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科
吉野公二 がん・感染症センター 都立駒込病院 皮膚腫瘍科

概要

疾患のポイント:
  1. 乳房外パジェット病は外陰部に好発する表皮内癌であり<図表> <図表>、その他肛門<図表>、腋窩<図表>にも発生する。
  1. 臨床的に陰部湿疹<図表>、真菌症(白癬<図表>、カンジダ症)と誤診されやすく、不適切な外用治療が漫然と続けられているケースが多い。
  1. 表皮内癌の状態で長年にわたって緩徐に発育するが、1度浸潤を来すと高率にリンパ行性、血行性転移を来し、予後不良である。
 
診断: >詳細情報 
  1. 高齢者の外陰部の紅斑をみたら、必ず1度は乳房外パジェット病を疑う必要がある。肛囲、腋窩についても同様である。
  1. そして、乳房外パジェット病の疑いを持ったら、必ず生検で組織診断を確認する。
  1. 膀胱移行上皮癌は外尿道口周囲に、子宮頸癌・腟癌は腟前庭部に、直腸・肛門管癌は肛門周囲に続発性乳房外パジェット病を認めることがある。それらの部位に主病変がある場合には続発性乳房外パジェット病の除外が必要である。<図表>
 
ステージング・合併症評価: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

乳房外パジェット病の確定診断
  1. 高齢者の外陰部の紅斑をみたら、1度は乳房外パジェット病を疑う。疑診例に対しては積極的に組織診断を行う。
○ 外用治療に抵抗性の外陰部の紅斑の場合、生検による組織診断を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

女性外陰部の乳房外パジェット病
男性外陰部の乳房外パジェット病
肛門部の乳房外パジェット病
腋窩の乳房外パジェット病
浸潤性の乳房外パジェット病
鑑別疾患:陰部湿疹
鑑別疾患:股部白癬
鑑別疾患:肛囲湿疹
鑑別疾患:腋窩の脂漏性湿疹
肛門癌からの続発性乳房外パジェット病
著者校正/監修レビュー済
2016/08/05


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