今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 中道寛 二条駅前なかみち皮膚科クリニック

監修: 戸倉新樹 掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター 参与/浜松医科大学 名誉教授

著者校正/監修レビュー済:2021/06/23
患者向け説明資料

改訂のポイント
  1. 定期レビューを⾏い、治療法を追加した。 

概要・推奨   

病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 陥入爪とは爪甲先端や側縁が周囲軟部組織に食い込み、疼痛・炎症・感染・肉芽形成を起こしたものの総称である。
  1. 拇趾に好発し、思春期前後から高齢者まで性差なく発症する。
  1. 近年爪を抜かない治療法も普及しつつあり、患者の状態に応じた治療が望まれている。 
  1. 深爪などの爪の欠損により生じる場合と爪が弯曲し変形することで生じる場合に分けられる。
  1. また糖尿病などの末梢血管不全がある場合には、無治療の陥入爪が足壊疽に悪化することも想定される。
 
典型的な弯曲を認める陥入爪

肉芽と爪の弯曲を伴う陥入爪

出典

著者提供
問診・診察のポイント  
  1. 深爪などの爪の部分欠損を伴う爪棘の有無、爪の弯曲変形の有無について確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
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尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
中道寛 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:戸倉新樹 : 講演料(サノフィ(株),日本イーライリリー(株),アッヴィ合同会社,マルホ(株))[2025年]

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