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上腸間膜動脈閉塞症・上腸間膜静脈血栓症

著者: 錦織直人1) 一路会錦織病院

著者: 中島祥介2) 奈良県立医科大学 消化器・小児外科・乳腺外科学教室

監修: 杉原健一 東京医科歯科大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2020/05/14
参考ガイドライン:
  1. 2014年度合同研究班報告 末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015年改訂版)(http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2015_miyata_h.pdf)

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概要・推奨  

  1. SMA閉塞症の疫学と初期診断:発症頻度は毎年5.6~8.6人/10万人と低いが、死亡率は24~94%と予後不良で、生命予後の改善には早期診断・治療が求められる。
  1. SMA閉塞症の血液検査所見:初期では血液検査で炎症所見の上昇を伴わない場合もある。
  1. SMA閉塞症の画像診断による確定診断:問診・理学的所見・血液検査は必須であるが確定診断に至ることは困難であり、確定診断には画像評価が必須である。
  1. SMA閉塞症およびSMV血栓症に対する血栓溶解療法の適応:腸管壊死を疑う所見がない場合に血栓溶解療法が考慮される。
  1. SMA閉塞症に対する血栓溶解療法の内容:国内外において、投与経路・薬剤・投与量・投与期間などに関するエビデンスは確立されていない。
  1. SMV血栓症の疫学と初期診断:発症頻度は毎年1.8人/10万人と低いが、死亡率は5~76%と予後不良で、急性腹症の患者において当疾患も念頭に鑑別診断にあたることが大切である。
  1. SMV血栓症の画像診断による確定診断:症状は非特異的であり、血液検査も感度・特異度ともに低いため確定診断には画像診断が必須である。
  1. SMV血栓症に対する血栓溶解療法の内容:国内外において、投与経路・薬剤・投与量・投与期間などに関するエビデンスは確立されていない。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015年改訂版)に基づき、SMA閉塞症の診断と治療の内容を加えています。

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