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悪性リンパ腫:小腸・大腸

著者: 神藤英二1) 防衛医科大学校外科学講座

著者: 橋口陽二郎2) 帝京大学 下部消化管外科

監修: 杉原健一 東京医科歯科大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2020/03/19
参考ガイドライン:
  1. 造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版
  1. WHO 分類改訂第4 版(2017)

概要・推奨  

  1. sIL2‐Rは腫瘍マーカーとして有用で悪性度規定因子となるが、上昇しない悪性リンパ腫もあることや、ウイルス感染症などで上昇することもあるため注意する(推奨度1O
  1. PETは悪性リンパ腫の診断において重要な検査と位置づけられている。また、化学療法後においてもPET所見が加味され治療効果判定がなされる(推奨度1S
  1. 非ホジキンリンパ腫の予後予測因子として、①年齢、②病期、③LDH値、④performance status(PS)、⑤節外性病変数から算出するInternational Prognostic Index(IPI)が用いられる(推奨度1O
  1. 治癒切除可能な病変では手術による切除を優先する(推奨度1O
  1. 中・高悪性度B細胞性リンパ腫治癒切除後の化学療法として、R-CHOPを6~8コース施行するのが一般的であるが、エビデンスは不十分である(推奨度2O
  1. MALTリンパ腫では、除菌療法が推奨される。また放射線療法の有用性も報告されている(推奨度1O
  1. 濾胞性リンパ腫で、リツキシマブによる治療の有用性が近年明らかにされ、進行期であれば化学療法により寛解をめざす。腸管原発の限局期あるいは低腫瘍量の濾胞性リンパ腫の治療は確立していない(推奨度2O
  1. T細胞性悪性リンパ腫は予後不良で、標準治療は確立されていない。
  1. フォローアップとしてのCT・PETは再発徴候がある場合に適応がある(推奨度1O
  1. 消化管悪性リンパ腫のうち10%程度の症例に穿孔が合併し、穿孔症例の約3人に1人は穿孔もしくは続発する合併症が原因で死に至る。なお、穿孔症例の半数は抗がん剤治療開始後に発症しており、治療にあたっては細心の注意が必要である(推奨度1O
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、文献や画像の追加・修正を行った。


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