糖尿病(小児科)

著者: 佐藤詩子 三楽病院 小児科

監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター

著者校正/監修レビュー済:2020/07/09
参考ガイドライン:
  1. 国際小児・思春期糖尿病会議(ISPAD):ISPAD clinical Practice Consensus Guideline 2018
  1. 米国糖尿病学会(ADA):Children and Adolescents: Standards of Medical Care in Diabetes-2020
  1. 日本糖尿病学会:糖尿病診療ガイドライン2019 

概要・推奨  

診断について:
  1. 小児においても糖尿病の診断基準および分類は成人と同様である。1型糖尿病、2型糖尿病、その他の糖尿病(MODY等の遺伝子異常による糖尿病など)がある。
緊急治療について:
  1. 糖尿病性ケトアシドーシス(Diabetic ketoacidosis: DKA)は、診断治療が遅れれば死に至る病態である。生理食塩水を中心とした十分な輸液および電解質の補正とインスリン持続静注療法が重要である。
長期的な治療について:
  1. 小児1型糖尿病では、強化インスリン療法(インスリン頻回注射法 (multiple daily injection: MDI)もしくは持続皮下インスリン注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion: CSII))が原則である。自己血糖測定(self monitoring of blood glucose: SMBG)あるいはリアルタイムCGM(continuous glucose monitoring)を適宜行い、インスリン量の調節をおこなう。
  1. 小児2型糖尿病では、食事療法、運動療法が主体であるが、薬物療法が必要となる場合、第1選択はメトホルミンである。
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. ISPAD Clinical Practice Guideline 2018 およびChildren and Adolescents:Standards of Medical Care in Diabetes-2020に基づき、血糖コントロール目標の変更をおこなった(ただし、低血糖の程度や頻度、血糖モニターの状況等個々の患児の状況を考慮して個別に安全な目標値設定を検討すべきである)。
  1. ISPAD Clinical Practice Guideline 2018に基づき、DKA治療のアルゴリズムを変更した。

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