• 小児科 の他のコンテンツを見る
アトピー性皮膚炎(小児科)

著者: 渋谷紀子 総合母子保健センター愛育クリニック 小児科

監修: 渡辺博 帝京大学医学部附属溝口病院

著者校正/監修レビュー済:2019/09/06
参考ガイドライン:
日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成員会編:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018.日皮会誌:128(12),2431-2502. 2018

概要・推奨  

  1. アトピー性皮膚炎とは増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、病態的には角層の異常に起因する皮膚の乾燥とバリアー機能異常を伴う。
  1. アトピー性皮膚炎の薬物治療として、その有効性と安全性が科学的に立証されている薬剤は、ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏(カルシニューリン阻害外用薬)である(推奨度2)。
  1. ステロイド外用薬の経皮吸収による副腎皮質抑制はほとんどないと考えられるが、長期の使用の際には外用薬の選択や塗布回数などに注意する必要がある(推奨度2)。
  1. ステロイド軟膏で効果不十分または副作用により使用が躊躇される場合にはタクロリムス軟膏がよい適応である(推奨度2)。
  1. 寛解導入後、症状の再燃を抑えるために間欠的なステロイドあるいはタクロリムス外用療法(proactive療法)が勧められる(推奨度2)。
  1. アトピー性皮膚炎で瘙痒の訴えが強い患者には、抗ヒスタミン薬内服の併用が補助療法として勧められる(推奨度2)。
  1. 抗ヒスタミン薬については、効果だけでなく鎮静作用まで考慮した使用が勧められる(推奨度2)。
  1. アトピー性皮膚炎の寛解維持のためには、保湿剤の使用が勧められる(推奨度2)。
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018 に基づき、診断方針(指標)、薬剤情報を改訂した。


ページ上部に戻る


エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!