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尿路感染症(小児科)

著者: 張田豊 東京大学 生殖・発達・加齢医学専攻 小児医学講座

監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター

著者校正/監修レビュー済:2020/04/09
参考ガイドライン:
  1. アメリカ小児科学会:Clinical Practice Guideline for the Diagnosis and Management of the Initial UTI in Febrile Infants and Children 2 to 24 Months
  1. 英国国立医療技術評価機構(NICE):Urinary tract infection in children
  1. 日本感染症学会・日本化学療法学会、JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会編:JAID/JSC感染症治療ガイド2019

概要・推奨  

  1. 熱源のはっきりしない小児に対しては抗菌薬投与前に尿検査および尿培養をとることが勧められる(推奨度1)。
  1. UTIの診断には尿検査に加えて正しく採取した尿培養により50,000CFU/mL以上の細菌の検出が必要である(推奨度1)。
  1. UTI症例に対しては全例腹部エコーにより腎臓および膀胱の評価を行う(推奨度1)。
  1. VCUGは初回UTIの前例に対しては適応とならない。エコーにより水腎症が認められるもの、瘢痕が疑われるもの、あるいは高度のVURや閉塞性尿路奇形が疑われる場合や、その他非典型的なUTIでのみ適応となる(推奨度1)。
  1. 抗菌薬の投与方法は感受性のあるものであれば経口および経静脈いずれでもよい(推奨度1)。
  1. 初回UTIに対して全例に予防投与を行うことは推奨されない(推奨度1)。
  1. VUR症例に対する抗菌薬予防内服は、再発予防効果があるが、腎瘢痕の減少効果は明らかではない(推奨度1)。
  1. VURを有する症例で抗菌薬予防投与によってもUTIを再発する場合には外科的な介入を考慮する(推奨度1)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、治療について加筆修正を行った。


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