思春期早発症(小児科) :トップ    
監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター
長谷川奉延 慶應義塾大学 小児科学教室

概要

疾患のポイント:
  1. 思春期早発症とは、歴年齢に比して二次性徴が早期に出現する病態の総称である。本疾患は、さらにGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)依存性とGnRH非依存性に大別される。なお、GnRH依存性思春期早発症と中枢性思春期早発症はほぼ同義である。
  1. 思春期徴候が早い場合、急激な身長増加、精巣容積の急激な増大などを来す場合に、本疾患を想起する。
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 診断の手引きを用いてGnRH依存性思春期早発症を診断する。その際に、日本人健常小児の二次徴候発来時期を参考にする。問診および診察所見を合わせ、思春期早発症の主症候(下図)に示した主症状を2つ以上認める際に本疾患と診断する。1つのみ認める際に本疾患疑いと診断する。
  1. なお、診察では、二次性徴のTanner stageを確認する。男児においては必ず精巣容積を確認する。健常男児において最も早期に認める二次性徴は精巣容積の増大である。
  1. 思春期早発症の主症候:<図表>
  1. GnRH依存性思春期早発症の診断の手引き:<図表>
  1. 日本人健常小児の二次性徴発来時期:<図表>
  1. 二次性徴のTanner stage:<図表>
  1. 日本人健常男児の精巣容積が3ml以上を来す年齢:10.8±1.3(平均±SD)歳
 
重症度・予後評価: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

GnRH依存性思春期早発症の治療例
  1. 治療の基本は、GnRHアナログ投与である。
○ 成人身長あるいは心理社会的予後が不良の際に下記を考慮する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

思春期早発症 診断と治療のアルゴリズム
思春期早発症の主症候
GnRH依存性思春期早発症の診断の手引き
日本人健常小児の二次性徴発来時期
二次性徴のTanner stage
中枢性思春期早発症の治療の手引き
著者校正/監修レビュー済
2016/11/30