気胸

著者: 中屋孝清 公立丹南病院

監修: 杉山幸比古 練馬光が丘病院 呼吸器内科

著者校正/監修レビュー済:2019/02/07

概要・推奨  

疾患のポイント
  1. 気胸とは胸腔内に空気が貯留した病態である。肺が虚脱した際に胸痛、背部痛、呼吸困難などの症状がみられる。
  1. 原発性気胸、続発性気胸、外傷などによる気胸に分類できる。
  1. 男性で7.4~18/10万人、女性で1.2~6/10万人の発症率とされている。
  1. 気胸を繰り返したり、家族歴に気胸あるいは肺嚢胞を指摘された者がいる場合、Birt-Hogg-Dubē(バート - ホッグ - デュベ )症候群(常染色体顕性遺伝)やMarfan症候群(常染色体顕性遺伝)といった遺伝性疾患の可能性について考える必要がある。
 
診断: >詳細情報 
  1. 胸部X線検査もしくは胸部CT検査で肺の虚脱と胸腔内の空気貯留がみられれば診断確定する。
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 胸部X線で重症度を判定する。
  1. 軽度気胸:<図表>
  1. 中等度気胸:<図表>
  1. 高度気胸:<図表>
  1. 保存的治療での再発率は30%前後、再々発率は62%とされている。 エビデンス 
 
治療: >詳細情報 
  1. 呼吸困難、血圧低下などの切迫した症状があれば緊急穿刺脱気や緊急ドレナージの適応である。
  1. 軽度であれば安静で経過観察とする。
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断・重症度を評価するための検査例
  1. 気胸の診断確定や、虚脱度の評価に用いる。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った


ページ上部に戻る

疫学、診断、治療、予後、それらのエビデンス等をご覧になりたい場合には、
トライアル登録またはご契約へ
  • 呼吸器 の他のコンテンツを見る