挙児希望(不妊) :トップ    
監修: 杉野法広 山口大学 産科婦人科学
佐藤幸保 大津赤十字病院 産婦人科

概要

疾患のポイント:
  1. 不妊とは「挙児希望があり避妊していないのに1年以上にわたって妊娠に至らない病態」である。
  1. WHOの調査では、女性側に原因41%、男性側に原因24%、男女ともに原因24%、原因不明11%とされている。
  1. わが国において妊娠を望んでいるカップルの約10%が不妊、その約30%は原因不明とされている。
  1. 妊娠成立には「排卵」「受精」「卵割」「着床」の4つのステップが必要である。それに従うと不妊原因は①排卵障害、②受精障害、③卵割障害、④着床障害、⑤原因不明の5つに分類できる。
  1. 妊娠成立に必要な4つのステップ:<図表>
 
診断:
  1. 避妊していないのに1年以上にわたって妊娠に至らないカップルに対してのみ診断される。
  1. 不妊原因となり得る婦人科器質的疾患(子宮筋腫、子宮内膜症など)があっても、1年以上の不妊歴がなければ、不妊とは診断されない。
 
原因の評価: >詳細情報 
  1. 原因は①排卵障害、②受精障害、③卵割障害、④着床障害、⑤原因不明の5つに分類できる。
  1. 一般不妊スクリーニング検査を行い、不妊原因の特定を行う。
  1. 一般不妊スクリーニング検査:アルゴリズム
 
治療: >詳細情報 
  1. ポイント:
  1. 治療方針は、不妊原因や女性年齢により異なる。下記のアルゴリズムに沿って治療を行う。
  1. 原因一覧とその治療アルゴリズム:
  1. 排卵障害(排卵がうまく起こらない、時々しか起こらない)(原因の評価アルゴリズム:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

一般不妊スクリーニング検査の概要
排卵障害の鑑別診断アルゴリズム
視床下部性・下垂体性排卵障害に対する排卵誘発治療アルゴリズム
多嚢胞性卵巣症候群PCOS(polycystic ovary syndrome)に対する排卵誘発治療アルゴリズム
排卵障害を伴う高プロラクチン血症の治療アルゴリズム
黄体化非破裂卵胞(luteinized unruptured follicle syndrome、LUFS)の治療アルゴリズム
卵管不妊の治療指針
精液異常・精子-頚管粘液不適合の治療
着床不全の治療
原因不明不妊の治療
著者校正/監修レビュー済
2018/06/21


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