今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 梁善光 帝京大学 ちば総合医療センター

監修: 小林裕明 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科生殖病態生理学

著者校正/監修レビュー済:2025/01/15
参考ガイドライン:
  1. 日本産科婦人科学会日本産婦人科医会編集・監修:産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023
  1. 日本性感染症学会編集:性感染症 診断・治療ガイドライン2020
  1. Centers for Disease Control and PreventionSexually transmitted infections treatment guidelines, 2021
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023』に基づき改訂を行った。
  1. 炭酸ガスフラクショナルレーザーによる治療の推奨度が低下し、本法の推奨は削除された点を追記した。
  1. 細菌性腟症について、比較的客観的に診断可能であるNugent scoreを用いた判定基準が最近では重要視されている点を追記した。
 

概要・推奨   

  1. 細菌性腟症に対しては、メトロニダゾールが第1選択薬である(推奨度1)。特に妊娠中の発症は流早産の原因となりうるため、速やかな治療が望まれる。
  1. 萎縮性腟炎の患者には、エストロゲン腟坐薬の投与が勧められる。坐薬の使用ができない場合には、短期的な経口薬の投与を行う(推奨度2)
  1. 近年、広まりつつあった炭酸ガスフラクショナルレーザーによる治療(保険適用外)は、長期的な有効性に関してのエビデンスがない、長期的に見た場合の潜在的な副作用・害に関する調査がなされていないなどの理由から、その推奨度は低下し、2023年の産婦人科診療ガイドラインでの本法の推奨は削除された。
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まとめ 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 女性の腟・外陰部は非常に多くの知覚神経が分布しており、ほんのわずかな変化でも不快感を自覚する。最初は“痒み”として認識されることが多いが、重症化すると“痛み”に変わってくる。
  1. 腟内は常在菌である乳酸桿菌(デーデルライン桿菌)による細胞内グリコーゲンのブドウ糖への分解作用時に発生する過酸化水素のために酸性度がpH3.4~4.5程度に保たれており、病原微生物の増殖を阻止している。この腟内の清浄度の低下が外陰・腟炎の発症の主因となる。
  1. 腟内清浄度の低下の原因として、①外部からの多量の微生物の侵入、②抗生物質の使用、③免疫低下(糖尿病・ステロイド使用など)、④化学的刺激(石鹸・洗浄液・下着など)、⑤エストロゲンの低下に伴う細胞内グルコースの減少、⑥腟内異物などが挙げられる。
  1. このような状態になったときに、病原性微生物の侵入があると外陰・腟炎が発症する。
  1. 非特異性外陰・腟炎と特異性外陰・腟炎に分類される。
  1. 非特異性外陰・腟炎には、一般細菌の増殖による細菌性腟症、接触性腟・外陰炎、萎縮性腟炎などが挙げられる。
  1. 特異性外陰・腟炎には、外陰・腟カンジダ症、トリコモナス腟症、淋菌感染症、クラミジア感染症、梅毒、性器ヘルペス症などが挙げられる。一部のCandida症以外は性感染症(Sexually transmitted infection、STI)に分類される。
  1. また、これらとは別の機序で発生する外陰炎症性疾患としてバルトリン腺膿瘍がある。これはバルトリン腺の導管が炎症などにより閉塞したために分泌液が貯留し、そこに細菌が侵入して発症するものである。
問診・診察のポイント  
 
問診:
  1. 症状(痒み・痛み・帯下増量・性器出血)の発症時期、程度を尋ねる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
梁善光 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:小林裕明 : 講演料(MSD(株),中外製薬(株),アストラゼネカ(株),(株)メディカロイド),研究費・助成金など(シスメックス(株),(株)メディカロイド),奨学(奨励)寄付など(中外製薬(株))[2024年]

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