後天性難聴(薬剤性難聴、ウイルス感染による難聴)

著者: 中島務 一宮医療療育センター

監修: 森山寛 東京慈恵会医科大学附属病院

著者校正/監修レビュー済:2019/09/20
参考ガイドライン:
厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業:急性高度難聴に関する調査研究平成23年度 総括・分担研究報告書(24年3月)、ムンプス難聴診断基準(案)

概要・推奨  

  1. アミノ配糖体抗菌薬、シスプラチンによる難聴では、グルタチオンや抗酸化薬の投与を行う場合がある(推奨度2)
  1. 抗癌薬であるシスプラチンを投与するとき、耳毒性の予防のために抗酸化薬やグルタチオンを事前に投与することは、現時点では推奨されない(推奨度3)
  1. 母親が妊娠中、耳毒性となる薬物投与を受けたとき、新生児の聴覚スクリーニングは強く推奨される(推奨度1)
  1. ムンプス予防接種は、難聴予防のため推奨される(推奨度1)
  1. ハント症候群では、抗ウイルス薬とステロイド薬の投与がおそらく推奨される(推奨度2)
  1. サイトメガロウイルスによる難聴に対する抗ウイルス薬投与はおそらく推奨される(推奨度2)
  1. ムンプス難聴の治療はおそらく推奨される(推奨度2)
  1. 「ムンプス難聴に遺伝は関係しますか」の問いに関係なしと答えることは推奨される(推奨度1)
  1. 先天性サイトメガロウイルス感染による両側難聴で補聴器が有効でなければ、人工内耳が推奨される(推奨度2)
  1. ウイルス性難聴におけるMRIは、病態の解明、他疾患の除外に有用である(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い文献ふくめて加筆修正おこなった。


ページ上部に戻る

疫学、診断、治療、予後、それらのエビデンス等をご覧になりたい場合には、
トライアル登録またはご契約へ