鼻中隔彎曲症 :トップ    
監修: 森山寛 東京慈恵会医科大学附属病院
大櫛哲史 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

概要

疾患のポイント:
  1. 鼻中隔彎曲症とは、鼻腔を左右に分ける鼻中隔が彎曲することによって鼻閉などの鼻症状を引き起こす疾患である。
  1. 鼻中隔は主に鼻中隔軟骨、篩骨正中板、鋤骨で構成される。
  1. 彎曲は鼻中隔の前下方から後上方に斜めに走る線上に発生しやすい。これは上記の軟骨および骨が縫合する位置に相当する。
  1. 鼻中隔彎曲のタイプはC型、S型に分かれる。突出部のタイプとしては棘や櫛などの分類がある。
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 若干の鼻中隔彎曲は成人の約7~9割に認められるが、より高度の彎曲を認め、鼻中隔彎曲に起因すると思われる鼻閉等の症状を認めた場合に、鼻中隔彎曲症と診断される。
  1. 鼻鏡検査、鼻腔内視鏡検査、鼻・副鼻腔CT検査にて彎曲の程度とタイプを、鼻腔通気度検査・acoustic rhinometryにて鼻閉の程度を客観的に計測する。
  1. 立体的に合成された鼻内所見および鼻中隔彎曲:<図表>
  1. 鼻中隔彎曲(櫛)の鼻腔内視鏡・CT所見:<図表> <図表>
  1. 鼻中隔彎曲(棘)の鼻腔内視鏡・CT所見:<図表> <図表>
  1. S型彎曲の鼻腔内視鏡所見:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時検査例
  1. 必ず副鼻腔CT検査を行う。
○ 以下の検査を適宜選択する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

鼻中隔彎曲症 診断と治療のアルゴリズム
鼻鏡で観察時の頭位について
立体的に合成された鼻内所見および鼻中隔彎曲
鼻中隔彎曲(櫛)の鼻腔内視鏡所見
鼻中隔彎曲(棘)の鼻腔内視鏡所見
S型彎曲の鼻腔内視鏡所見
前彎の鼻腔内視鏡所見
鼻腔通気度
acoustic rhinometry
櫛および棘の発生部位
著者校正/監修レビュー済
2016/08/19


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