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エキノコックス症

著者: 髭修平 JA北海道厚生連札幌厚生病院 第三消化器内科

監修: 金子周一 金沢大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2016/07/21

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. エキノコックス症とは、おもに肝臓に腫瘤性病変を形成する条虫による寄生虫性疾患である。
  1. キツネやイヌなどの終宿主から排泄された虫卵を経口的に摂取後、腸管内から肝臓に移行し病変を形成する。<図表>
  1. わが国のエキノコックス患者発生は、多包性で年間20例程度である。
  1. エキノコックス症は、感染症法の4類感染症に分類され、診断した医師は、ただちに最寄の保健所に届け出る必要がある。
 
診断: >詳細情報  アルゴリズム
  1. 治療前の確定診断は血清学的に行う。一般的には、ELISA法によりエキノコックスに対する抗体を検出し、二次検査として、Western blot法にて確認する。 エビデンス 
  1. 病理組織学的に、摘出肝組織から包虫あるいは虫体の一部の確認により、診断が確定する。
  1. 腹部超音波、CT、MRIなどの画像検査における石灰化を伴う腫瘤所見や、MRIのT2強調像による小包嚢の描出( エビデンス )などが、診断の参考となる。
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 病期の判定には、PNM分類を用いる。 エビデンス 
  1. 重症度は、肝内病変の進展に伴う肝障害の程度に関連する。
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断のための血清検査
  1. 本疾患の術前診断として抗体測定が最も有用であり、陽性の結果が得られた場合、診断確定の可能性が高い。
○ 診断の場合、血清でエキノコックス抗体を測定する。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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