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概要・推奨
疾患のポイント:- 脊髄圧迫症候群は、非可逆的な対麻痺を来し得るオンコロジーエマージェンシーの病態である。初発症状として背部痛が最も多く、また、診断時に60~85%の患者に対称性の下肢脱力を認める。
- 脊髄圧迫症候群は、癌患者の約5%に認められ、その原因の約85~90%は椎骨転移によるものである。部位は胸椎に60%、腰椎に30%、頚椎に10%の割合で生じる。
- 脊柱に転移するあらゆる腫瘍により脊髄圧迫が生じうるが、肺癌、乳癌、多発性骨髄腫、ホジキン・非ホジキンリンパ腫、前立腺癌に多くみられる。
- 脊髄圧迫症候群を疑った場合は、緊急MRI検査で、脊髄と近接する骨や軟部組織の精査を行った後、迅速に治療を開始する必要がある。
- 髄膜播種(単純・造影MRI):<図表>
- 硬膜外膿瘍のMRI画像:<図表>
- 脊髄転移のMRI画像:<図表>
- 脊髄圧迫の診断におけるMRIと脊髄造影検査の特徴:<図表>
重症度・予後評価:- 近年、手術法が進歩し、放射線単独治療に比べ、手術後に放射線を併用することにより、疼痛、麻痺の改善率が向上している。
- 脊椎不安定性のスコア評価(spinal instability neoplastic score、SINS):<図表>
- 徳橋らによるスコアリングシステム:…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■初診時脊髄圧迫を評価するための検査例
○ 機械弁やペースメーカーなど常磁性体が体内に留置されている場合や、痛みが強く長時間の臥位が保てない場合を除き、他のルーチン検査に追加し、下記の検査を追加する。
疾患のポイント:
- 脊髄圧迫症候群は、非可逆的な対麻痺を来し得るオンコロジーエマージェンシーの病態である。初発症状として背部痛が最も多く、また、診断時に60~85%の患者に対称性の下肢脱力を認める。
- 脊髄圧迫症候群は、癌患者の約5%に認められ、その原因の約85~90%は椎骨転移によるものである。部位は胸椎に60%、腰椎に30%、頚椎に10%の割合で生じる。
- 脊柱に転移するあらゆる腫瘍により脊髄圧迫が生じうるが、肺癌、乳癌、多発性骨髄腫、ホジキン・非ホジキンリンパ腫、前立腺癌に多くみられる。
- 脊髄圧迫症候群を疑った場合は、緊急MRI検査で、脊髄と近接する骨や軟部組織の精査を行った後、迅速に治療を開始する必要がある。
- 髄膜播種(単純・造影MRI):<図表>
- 硬膜外膿瘍のMRI画像:<図表>
- 脊髄転移のMRI画像:<図表>
- 脊髄圧迫の診断におけるMRIと脊髄造影検査の特徴:<図表>
重症度・予後評価:
- 近年、手術法が進歩し、放射線単独治療に比べ、手術後に放射線を併用することにより、疼痛、麻痺の改善率が向上している。
- 脊椎不安定性のスコア評価(spinal instability neoplastic score、SINS):<図表>
- 徳橋らによるスコアリングシステム:…
■初診時脊髄圧迫を評価するための検査例
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初診時脊髄圧迫を評価するための検査例
○ 機械弁やペースメーカーなど常磁性体が体内に留置されている場合や、痛みが強く長時間の臥位が保てない場合を除き、他のルーチン検査に追加し、下記の検査を追加する。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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