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低りん血症

著者: 小泉賢洋 東海大学 腎内分泌代謝内科

著者: 深川雅史 東海大学 腎内分泌代謝内科

監修: 花房規男 東京女子医科大学 血液浄化療法科

著者校正/監修レビュー済:2020/06/19

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概要・推奨  

  1. ①アルコール依存症症例、②ICUにて全身管理を要する症例、③持続的腎代替療法(CRRT)を施行中の症例では低りん血症を呈しやすく、積極的にその可能性を疑い、血清P値を測定する。
  1. 低りん血症の原因として、refeeding症候群は重症かつ頻度が高く、原因不明の乳酸アシドーシスに遭遇した場合は低りん血症の関与を疑い血清P値を測定する。
  1. 低りん血症のまれな原因として、骨細胞より産生されるP利尿因子であるFGF23が関与する腫瘍性骨軟化症(Tumor-induced osteomalacia, TIO)や腎移植後低りん血症が挙げられる。
  1. 人工呼吸器にて管理されている患者では、低りん血症の場合、呼吸器からの離脱が困難である(推奨度2)。
  1. ジピリダモールは有意に腎尿細管でのP再吸収を増加させ、低りん血症を改善させる可能性を有する(推奨度2)。
  1. 糖尿病ケトアシドーシス(DKA)治療中のP補充は必ずしも必要ではない(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、新規治療薬ブロスマブについて加筆修正を行った。

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