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頚部痛、上肢痛、肩こり(診察手順含む)

著者: 海渡貴司1) 大阪大学大学院医学系研究科 器官制御外科学

著者: 米延策雄2) 大阪行岡医療大学 医療学部理学療法学科

監修: 落合直之 キッコーマン総合病院外科系センター

著者校正/監修レビュー済:2017/04/27

概要・推奨  

症状のポイント:
  1. 頚部痛、上肢痛、肩こりといった頚部から肩甲骨・肩・上腕を含めた疼痛は日常診療において頻度の高い患者愁訴である。
  1. 多くの人が生涯で頚部痛を経験するが、だいたいは通常の日常活動に深刻な影響を及ぼさない。1年間での有病率は12~71%である。 解説 
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 頚部痛、上肢痛を主訴とする疾患で緊急の対応が必要な病態は、脊髄障害の合併である。脊髄障害の原因検索を迅速に行い、早期に専門医に紹介する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 診断的治療としては、頚椎症性神経根症に対する神経根ブロック、肩関節周囲炎(肩腱板断裂含む)に対するキシロカインテスト(局所麻酔薬を肩峰下滑液包や肩関節に注入)が挙げられる。 解説 
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 四肢痙性麻痺を伴う進行性の頚髄症、感染性脊椎炎、転移性・原発性脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、脊椎脱臼骨折は専門医へ紹介する。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 )
  1. 鑑別診断は障害部位および病態により多岐にわたるが、疼痛の局在、臨床経過、外傷の有無や既往歴などの詳細な問診、誘発試験、画像検査、血液検査などにより多くの場合は診断可能である。
  1. 頚部痛、上肢痛、肩こりの診断アルゴリズム:…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

頚部痛・肩こりの初期治療例
  1. 加齢変化による頚部痛や頚椎捻挫では、頚椎の運動は制限せず、NSAIDsや筋弛緩薬などを使用する。肩甲骨周囲から肩関節・上腕の痛みは神経根障害か肩関節障害かを刺激テストで鑑別する。
○ 肩甲帯を中心とした疼痛は、1)2)で頚椎由来、3)で肩関節由来と、ある程度あたりをつけて、適宜4)~7)の処方などを行う。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)


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