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持続性心室頻拍

著者: 庭野慎一 北里大学病院 循環器内科

監修: 山下武志 心臓血管研究所付属病院

著者校正/監修レビュー済:2019/11/21
参考ガイドライン:
日本循環器学会、日本小児循環器学会、日本心臓病学会、日本心電学会、日本不整脈学会:不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)

概要・推奨  

  1. Wide QRS tachycardia(頻拍)に遭遇したときは、安易に心室頻拍と思い込まず、上室頻拍の変行伝導との鑑別を常に心掛けることが推奨される(推奨度1)
  1. 頻拍中のQRS波形からある程度、その起源や原因となる心疾患も推定できる。これらの所見をもとに検査治療方針を決定することが推奨される(推奨度2)
  1. 血行動態(血圧や意識状態)悪化時には、頻拍への緊急対応を行うことが強く推奨される(推奨度2)
  1. 頻拍の停止に成功した後は、再発の予防に努めることが推奨される(推奨度2)
  1. 左室機能の低下を伴う心室頻拍は、たとえカテーテルアブレーションや抗不整脈薬により抑制されたと考えられても、生命予後改善を目的としてICDの植込みを行うべきである(推奨度1)
  1. ICDの重要性を患者に説明し、受け入れてもらうことが大切である(推奨度2)
  1. 左室起源特発性心室頻拍(ベラパミル感受性心室頻拍)の予後は良好で、根治可能であり、ベラパミル(ワソラン)内服かカテーテルアブレーションで加療することが推奨される(推奨度2)
  1. アミオダロン(アンカロン)内服中の患者を安全に管理するため肺炎、甲状腺機能異常を綿密にフォローすることが推奨される(推奨度2)
  1. 血行動態が安定した心室頻拍で、かつ陳旧性心筋梗塞や不整脈源性右室心筋症(ARVC)が原因であれば、カテーテルアブレーションを考慮することが推奨される(推奨度3)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 最近の薬物使用の実情に鑑み、使用頻度の低い薬物の順位を下げるないし削除等の修正を行った。

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