デュピュイトラン拘縮

著者: 平田仁 名古屋大学 手の外科

著者: 岩月克之 名古屋大学 手の外科

監修: 落合直之 キッコーマン総合病院外科系センター

著者校正/監修レビュー済:2016/08/19

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. Dupuytren拘縮とは手掌腱膜の肥厚および線維性の硬結が出現し、指の屈曲変形、拘縮が徐々に進行する疾患である。原因は不明であるが、家族性、外傷、糖尿病、てんかん、飲酒などがリスクファクターであるといわれている。
  1. 40~60歳以上の男性(7:1~15:1)に多く、好発部位は環指、小指、中指の順であり、約半数は両側罹患例である。
  1. 足底に足底線維腫症、陰茎にペイロニー病、指にknuckle padと呼ばれる病態を合併することがみられる。
  1. 足底線維腫症 knuckle pad:<図表>
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 手掌部に、屈筋腱に沿った結節を触れ、MRI、超音波検査で占拠性病変などがないことを確認することで診断となる。
  1. 正常bandとDupuytren cord:<図表>
  1. 小指Dupuytren拘縮のMRI画像:<図表>
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 病状が進行すると、MP関節、PIP関節に拘縮を生じ、罹患指の伸展が不可能になる。
  1. Meyerdingの重症度分類を使用することがある。 解説 
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断のための評価例
  1. ほとんどすべての患者で手のX線撮影をし、骨病変の有無などを確認する。
  1. 実際の診断は経験のある医師なら、視診、触診で診断がつく。
  1. 保存療法に対するエビデンスはあまりないが、拘縮が進まないように指の伸展運動を指導することがある。
○ 手掌・手指基部の皮下索状硬結を触れ指伸展制限をみたら本症を考える。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)


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