キーンベック病 :トップ    
監修: 落合直之 キッコーマン総合病院外科系センター
砂川融 広島大学

概要

疾患のポイント:
  1. キーンベック(Kienböck)病とは、20~30歳代男性、作業労働従事者に好発する原因不明の月状骨の無腐性壊死で、徐々に手関節痛が増強し、握力が低下する疾患である。
 
診断: >詳細情報 
  1. 月状骨に一致して腫脹と圧痛を認め、単純X線上月状骨の硬化像や骨折、圧潰を認め、MRI検査にて月状骨全体の低信号化(T1、T2ともに)を認めることで、診断できる。
  1. 手関節外観:<図表>
  1. 手関節伸展制限:<図表>
  1. 手関節屈曲制限:<図表>
  1. 握力低下:<図表>
  1. 単純X線:手関節正面像:<図表>
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 病状が進行すると疼痛は増強し、手関節可動域や握力は半減する。
  1. X線像でのLichtman分類で病期を診断する。StageⅢAまでは手術療法を含め適切な治療が行われれば予後は良好である。StageⅢB以降は適切な治療が行われた場合、疼痛は軽快し握力は上昇するが可動域制限は残存し、X線像上変形は進行することがある。
  1. 多くの例で現職に復帰可能であるが、手術後6カ月は要する。
  1. キーンベック病Stage分類:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断のための評価例
  1. すべての患者で単純X線(手関節)、MRI検査を行う。
○ 臨床所見と単純X線所見より本症を疑ったらMRI検査でT1低輝度を確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

キーンベック病治療の手順
キーンベック病Stage分類
手関節外観
手関節伸展制限
手関節屈曲制限
握力低下
単純X線:手関節正面像
単純X線手関節正面像
MRI T1強調像:手関節冠状断
著者校正/監修レビュー済
2016/08/19


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