足部痛(診察手順含む) :トップ    
監修: 酒井昭典 産業医科大学 整形外科学教室
山本晴康 千葉・柏リハビリテーション病院

概要

症状のポイント:
  1. 足部・足関節部の疼痛は足部・足関節部が正常の関節や骨に成長できなかった場合や、外傷、加齢による退行変性などにより関節や骨・軟骨が破錠した場合や、足部・足関節を構成する骨組織、軟部組織に繰り返す微細な外力が加わった場合などにより生ずる。
  1. また、炎症、感染、神経障害、血流障害、不適切な靴、腫瘍、不適切な靴などによっても生ずる。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 明らかな変形を伴う足の痛みがある場合は専門医へ紹介する。
  1. 安静、消炎鎮痛薬の投与、貼付薬の貼付で痛みが引かない場合は、専門医への相談を考慮する必要がある。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 ・鑑別疾患: 鑑別疾患 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 診察としては、立位時に変形の有無、歩行時の歩容を視診し、知覚、可動域、筋力などの計測を行う。
  1. 履いている靴をチェックする。
  1. 立位で足部の側面、背底2方向と斜位2方向のX線撮影を行い、変形や関節の状態を読影する。
  1. 炎症、糖尿病、痛風、感染、腫瘍を疑う場合は血液検査、CT, MRI撮影、骨シンチグラフィなどを行い、診断を確定する。
  1. 変形があるかどうか、痛みを認めるかどうかで診断を絞り込む。
  1. 足部痛の診断のアルゴリズム:アルゴリズム
  1. 痛みの部位により考えなければならない疾患:<図表>

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

足部痛の評価例
  1. 立位で足部の側面、背底2方向と斜位2方向のX線撮影を行い、変形や関節の状態を読影する。
  1. 炎症、糖尿病、痛風、感染、腫瘍を疑う場合は血液検査、CT, MRI撮影、骨シンチグラフィなどを行い、診断を確定する。
○ 足部痛の評価には1)を第1選択とし、症状を考えその他の項目を追加する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

足部痛の診断のアルゴリズム
痛みの部位より考えなければならない疾患
左外反母趾
著者校正/監修レビュー済
2016/04/01