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概要・推奨
ポイント:- 胸部には生命維持に最も重要な臓器である心・肺が内蔵されているため、他の外傷と比べ治療の優先度が高い。
- ほとんどの致死的病態が、身体所見および簡便な検査(単純X線、Focused Assessment with Sonography for Trauma[FAST])で診断でき、大部分(90%程度)は酸素投与、呼吸管理、胸腔ドレナージなどの比較的基本的な処置で安定化可能なことが大きな特徴である。
- 体幹部に外力が及ぶすべての外傷で胸部外傷を考慮すべきである。
Primary survey:- ポイント:
- 生理学的異常を来す、気道・呼吸・循環・意識の異常の早急な認知(primary survey)、およびこれらの蘇生が最優先事項である。
- 胸部外傷においては、primary surveyにて、“TAFXXX”に対する評価を行う。身体診察および胸部ポータブルX線写真、FASTにて評価を行う。<図表>
- TAFXXX ~primary surveyでみつけるべき致死的胸部外傷:<図表>
- TAFXXX(「タフな3X」):
- 心タンポナーデ :Tamponade:
- 治療:心嚢穿刺
- 心タンポナーデに対する心嚢穿刺:<動画>
…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■Primary surveyと蘇生
- 生理学的な異常を簡便な検査にて認知し、致死的な異常に対して速やかに是正を図る(蘇生)。
- ABCDEアプローチにて、Aが確保されたらB、Bが確保されたらCという順に実施する。
- “TAFXXX+MAP+切迫するD”を見逃さないようにする。
- A:気道評価
- B:呼吸評価 頚部・胸部所見、胸部X線写真、FAST
- C:循環評価 胸部・骨盤X線写真、FAST、外出血評価
- D:中枢神経評価 意識レベル(JCS・GCS)、瞳孔径、麻痺の有無
- E:脱衣・体温管理
- この評価のなかで、末梢静脈路確保(1~2ルート)、採血(血算・生化学・凝固・感染症・血液型など)、輸血の準備などを並行して行い、致死的異常に対して蘇生を行う。
○ 生理学的評価において、呼吸不全、ショックの検索として、1)、2)を行う。
ポイント:
- 胸部には生命維持に最も重要な臓器である心・肺が内蔵されているため、他の外傷と比べ治療の優先度が高い。
- ほとんどの致死的病態が、身体所見および簡便な検査(単純X線、Focused Assessment with Sonography for Trauma[FAST])で診断でき、大部分(90%程度)は酸素投与、呼吸管理、胸腔ドレナージなどの比較的基本的な処置で安定化可能なことが大きな特徴である。
- 体幹部に外力が及ぶすべての外傷で胸部外傷を考慮すべきである。
Primary survey:
- ポイント:
- 生理学的異常を来す、気道・呼吸・循環・意識の異常の早急な認知(primary survey)、およびこれらの蘇生が最優先事項である。
- 胸部外傷においては、primary surveyにて、“TAFXXX”に対する評価を行う。身体診察および胸部ポータブルX線写真、FASTにて評価を行う。<図表>
- TAFXXX ~primary surveyでみつけるべき致死的胸部外傷:<図表>
- TAFXXX(「タフな3X」):
- 心タンポナーデ :Tamponade:
- 治療:心嚢穿刺
- 心タンポナーデに対する心嚢穿刺:<動画>
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■Primary surveyと蘇生
■
Primary surveyと蘇生
- 生理学的な異常を簡便な検査にて認知し、致死的な異常に対して速やかに是正を図る(蘇生)。
- ABCDEアプローチにて、Aが確保されたらB、Bが確保されたらCという順に実施する。
- “TAFXXX+MAP+切迫するD”を見逃さないようにする。
- A:気道評価
- B:呼吸評価 頚部・胸部所見、胸部X線写真、FAST
- C:循環評価 胸部・骨盤X線写真、FAST、外出血評価
- D:中枢神経評価 意識レベル(JCS・GCS)、瞳孔径、麻痺の有無
- E:脱衣・体温管理
- この評価のなかで、末梢静脈路確保(1~2ルート)、採血(血算・生化学・凝固・感染症・血液型など)、輸血の準備などを並行して行い、致死的異常に対して蘇生を行う。
○ 生理学的評価において、呼吸不全、ショックの検索として、1)、2)を行う。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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