アナフィラキシー

著者: 永井秀哉 福井県立病院 救命救急センター

監修: 林寛之 福井大学医学部附属病院

著者校正/監修レビュー済:2019/12/13
参考ガイドライン:
  1. 一般社団法人日本アレルギー学会:アナフィラキシーガイドライン第1版(2014)
  1. 世界アレルギー機構(WAO):World Allergy Organization guidelines for the assessment and management of anaphylaxis(2011)

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概要・推奨  

  1. アナフィラキシーを疑った時点で速やかにアドレナリンを投与することが強く勧められる(推奨度1)。
  1. β遮断薬使用中患者でアドレナリン筋注の効果がみられない場合、グルカゴンの投与が推奨される(推奨度1)。
  1. ステロイド(糖質コルチコイド)は、呼吸・循環の安定化を図るための初期治療としては勧められない。
  1. H1受容体拮抗薬は、呼吸・循環の安定化を図るための初期治療としては勧められない。皮膚粘膜症状の改善を目的とした投与は推奨される(推奨度1)。
  1. H2受容体拮抗薬は、呼吸・循環の安定化を図るための初期治療としては勧められない。アドレナリンの投与でも喘鳴、皮膚症状が改善しない場合に、投与してもよい。H1受容体拮抗薬と併用することが望ましい(推奨度2)。
  1. 発症後4~6時間は、緊急治療が可能な施設内での経過観察が望ましい(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. アドレナリンの添付文書について、向精神薬との併用禁忌が「アナフィラキシーショックの救急治療時にはこの限りではない」と改訂されたことを記載。(平成30年3月27日厚生労働省通知による)
  1. 食物アレルギーに対する経口免疫療法について、食物アレルギー対応診療ガイドライン2016《2018改訂版》においては、実施を推奨しないとされていることを記載。
  1. 「造影剤検査へのアレルギー予防投薬」「メチレンブルーの投与」について、エビデンスが不十分であることを記載。
  1. 重症度評価について、世界的に標準化された方法はないことを記載。

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