災害医療の実践(CSCATTT) :トップ    
監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問
永田高志 九州大学大学院医学研究院先端医療医学講座 災害・救急医学

概要

疾患のポイント:
  1. 災害医療の実践(CSCATTT)とは、多数傷病者発生事故に医療機関が対応するための戦術的アプローチを示したものである。
  1. CSCATTTは以下の7つの基本原則に要約される。<図表>
  1. Command & Control
  1. Safety
  1. Communication
  1. Assessment
  1. Triage
  1. Treatment
  1. Transport
  1. CSCATTTの出典は、英国で開発された多数傷病者事故に対する医療対応を教育するための教育コース(Major Incident Medical Management and Support、MIMMS)である。
 
災害の定義: >詳細情報 
  1. 災害は、日本の災害対策基本法(1961年11月15日制定)で「暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害」と定義されている。医療の視点で重要なことは、被害を起こした原因・事象より、人間の生命や生活への影響・被害である。
  1. 災害医療時は、需要と供給のバランスが崩れ、一人ひとりに十分な救急医療を提供できない状況である。災害時に行うのは我々が通常行っている救急医療支援であるが、災害医療ではトリアージという概念が入ってくる。多数傷病者を最大限助けるために、今すぐ助けなければならない人をみつけ出して救急医療を提供し、待てる人には待ってもらうことが必要である。

多数傷病者事故の定義: >詳細情報 
  1. 多数傷病者事故(Mass Casualty Incident)とは、地域の救急医療体制において、通常業務の範囲では対応できないような多数の重症傷病者伴う事故災害、と定義される。多数の傷病者とは、多数傷病者発生事故により傷病者がおおむね10人以上発生した場合をいうことが多い。また、「多数傷病者事故」=「集団災害」と定義される。

DMATとは: >詳細情報 

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薬剤監修について:
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※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

一次トリアージ START法
二次トリアージ PAT法
CSCATTTの7つの基本原則
消防庁が定める救急・救助事故即報を行うべき基準
大災害時の医療・消防連携「岩手方式」
METHANE Report:多数傷病者事故の際に収集すべき情報
DISASTERパラダイム
著者校正/監修レビュー済
2016/07/21