顎関節脱臼

著者: 山田直樹 福井大学医学部附属病院 救急部

監修: 林寛之 福井大学医学部附属病院

著者校正/監修レビュー済:2017/02/28

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 顎関節脱臼は「大きく口を開いた」だけで発生するケースが多い。
  1. 脱臼状態ではきちんと口を閉じることができなくなり、結果として構語障害を伴う(口を開いたまましゃべってみれば、容易に実感できよう)。
  1. 片側のみの脱臼もある。
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 「大きなものを食べようとして大口を開いた」「大あくび・大笑いをした」「内視鏡の際に一生懸命口を開いた(筆者経験あり)」といった病歴があり、その後自力で閉口できなくなっていれば、顎関節脱臼と考えられる。
  1. X線撮影は、診断をより正確で容易にするため、可能であればパノラマ撮影が望ましい。
  1. 脱臼状態では、下顎が前に突き出たいわゆる受け口のようなポジションとなり、自分では口を閉じられなくなっている。
 
重症度・予後評価: >詳細情報 
  1. X線撮影の適応があって骨折が判明した場合には、安易に単純な顎関節脱臼と同様の整復操作をしてはならない。
 
治療: >詳細情報 
  1. ほとんどの症例では、徒手整復によって脱臼は整復される。安全に行うことが大切である。
  1. 脱臼したまま時間が経つと、整復困難になる。
  1. 昔ながらの整復方法:<図表>
  1. wrist pivot法:<図表>
  1. 整復後24時間は大口を開かないよう指導する。
 
専門医への紹介: >…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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