虚血性大腸炎

著者: 大川清孝 大阪市立十三市民病院 消化器内科

監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院

著者校正/監修レビュー済:2019/10/03

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概要・推奨  

  1. 虚血性大腸炎とは可逆性の一過性型と狭窄型を指し、不可逆性の壊死型を含めないのが現在の考え方である。しかし、臨床的には重症の虚血性大腸炎と壊死型虚血性大腸炎の鑑別は難しいことがある。
  1. 虚血性大腸炎の治療にはエビデンスはない
  1. 腹膜刺激症状を示さない壊死型虚血性大腸炎がある。
  1. 虚血性大腸炎の狭窄に関してはじっくり経過観察を行い、慌てて手術を行わない。
  1. 狭窄型で潰瘍が残存する場合はProstaglandin E1持続静脈投与が有効な場合がある。
  1. 狭窄型では内視鏡的バルーン拡張術が有効な場合がある。
  1. 虚血性大腸炎急性期の内視鏡診断には、うろこ模様が最も有用である。
  1. 虚血性大腸炎が難治の場合、サイトメガロウイルス(CMV)が二次感染している場合がある。
  1. 虚血性腸病変の分類は、非可逆性と可逆性に分けて分類すると理解しやすい。
  1. 右側結腸に限局する虚血性腸炎(広義)は予後が悪い。
  1. 全結腸におよぶ虚血性大腸炎(広義)は予後が悪い。
  1. 非壊死型虚血性右側結腸炎の内視鏡像は縦走潰瘍ではない。輪状~帯状潰瘍で、腸間膜対側において幅が広く深い傾向がみられる。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。

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