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急性胆管炎

著者: 横江正道 名古屋第二赤十字病院 総合内科

監修: 真弓俊彦 産業医科大学 救急医学

著者校正/監修レビュー済:2019/04/05
参考ガイドライン:
  1. 急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン改訂出版委員会:急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018、医学図書出版, 2018
  1. Tokyo Guidelines 2018: updated Tokyo Guidelines for the management of acute cholangitis/acute cholecystitis.J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2018 Jan;25(1):1-2. PMID:29334699
  1. Tokyo Guidelines 2018: diagnostic criteria and severity grading of acute cholangitis (with videos). J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2018 Jan;25(1):17-30. PMID:29032610
  1. Tokyo Guidelines 2018: initial management of acute biliary infection and flowchart for acute cholangitis. J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2018 Jan;25(1):31-40. PMID:28941329
  1. Tokyo Guidelines 2018: antimicrobial therapy for acute cholangitis and cholecystitis. J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2018 Jan;25(1):3-16. PMID:29090866
  1. Tokyo Guidelines 2018: management bundles for acute cholangitis and cholecystitis. J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2018 Jan;25(1):96-100. PMID:29090868

概要・推奨  

  1. 急性胆管炎の診断に当たっては、シャルコー3徴が有用であるとされているが、3徴すべてがそろうことは少ないため、シャルコー3徴がそろわないからといって診断を除外することは推奨しない(推奨度3)
  1. 急性胆管炎を診断するために行う血液検査では、CBC、AST、ALT、ALP、γ-GTP、BUN、Cr、T-Bil、CRPを選択することを強く推奨する(推奨度1)
  1. 急性胆管炎の診療を行う際は、急性膵炎の鑑別ならびに併発を考慮して、アミラーゼ、リパーゼの採血が行われることは強く推奨される(推奨度1)
  1. 急性胆管炎の診療を行う際に、腹部超音波検査はまず行われるべき画像診断検査として、強く推奨される(推奨度1)
  1. 急性胆管炎における腹部造影CTやMRCPなどの画像検索は、診断基準における総胆管結石や胆管の拡張像、狭窄像を評価するうえで推奨される(推奨度1)
  1. 急性胆管炎は、敗血症を併発すると予後不良になるため、抗菌薬投与前に血液培養を採取することを強く推奨する(推奨度1)
  1. 急性胆管炎において、原因菌の把握をすることは抗菌薬選択のうえで重要な情報となるため、ドレナージなどを行った際に採取した胆汁は胆汁培養に提出することが強く推奨される(推奨度1)
  1. 急性胆管炎と診断された場合には原則、入院での治療を行うことを強く推奨する(推奨度1)
  1. 急性胆管炎の患者にショックや意識障害、腎機能障害、呼吸機能障害がある場合は重症であるため、緊急ドレナージとともに集中治療を行うことを強く推奨する(推奨度1)
  1. 胆道ドレナージや重症患者の管理ができない施設では、対応可能な施設に速やかに搬送することを強く推奨する(推奨度1)
  1. 急性胆管炎に対する抗菌薬治療は、重症であれば、緑膿菌や嫌気性菌をカバーできる広域スペクトラムを持つ抗菌薬を選択することを強く推奨する(推奨度1)
  1. 経皮的ドレナージは、内視鏡的ドレナージを行うことができない状況下で施行することは、おそらく推奨される(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018、ならびにTokyo Guidelines 2018を用いて情報の更新を行った。


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