肝内結石症 :トップ    
監修: 金子周一 金沢大学大学院
本多彰 松﨑靖司 東京医科大学 茨城医療センター

概要

疾患のポイント:
  1. 肝内結石症とは、肝内胆管内に結石が形成される疾患で、腹痛(66.4%)、発熱(31.4%)、黄疸(8.6%)等の症状を認める。
  1. 細菌性胆管炎や肝内胆管癌の合併率が高い難治性疾患であり、厚生労働省難治性疾患克服研究事業の調査研究対象疾患である。
 
診断: >詳細情報 
  1. 診断には、画像検査(超音波、CT・DIC-CT、MRI・MRC検査など)により肝内胆管に結石の存在を証明することが必要である。<図表>
  1. 治療を前提とした肝内結石の部位診断には、内視鏡的逆行性胆道造影(ERC)、経皮経肝胆道造影(PTC)などの直接胆道造影を行う。
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 肝内結石症の重症度は、3つの大項目と3つの小項目による重症度スケールによって判定する。<図表>
 
原因疾患・合併疾患: >詳細情報 
  1. 原因・合併症の評価目的で、急性胆管炎、肝膿瘍、肝内胆管癌の有無を確認する。 エビデンス 
 
治療: >詳細情報 
  1. 日本消化器病学会の「胆石症診療ガイドライン」(アルゴリズム)に従って、胆管手術の既往、肝萎縮(あるいは胆管癌合併)の有無、胆管狭窄の有無、症状を評価項目として治療法を選択する。
  1. 治療の基本は内視鏡的( …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時病変を拾い上げるための検査例
  1. 胆道感染症合併の有無を確認しながら、画像検査にて肝内結石症のスクリーニングを行う。
○ 肝内結石症を疑う場合、下記の検査を考慮する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

肝内結石症治療選択のフローチャート
肝内結石症画像診断のフローチャート
肝内結石症重症度分類
肝内結石症のCT所見
肝内結石症のMRC所見
肝内結石症のERC所見
著者校正/監修レビュー済
2018/04/05

改訂のポイント
  1. 胆石症診療ガイドライン2016(改訂第2版)
に基づき改訂。


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