B型肝炎(治療) :トップ    
監修: 金子周一 金沢大学大学院
柘植雅貴 茶山一彰 広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 消化器・代謝内科学

概要

  1. B型急性肝炎では、重症化、劇症化が危惧される場合や肝炎が遷延化する可能性がある場合に治療介入を行う。
  1. PT活性が40%以下に低下するか、Ⅱ度以上の脳症が出現した場合には、重症化と診断する。
  1. 核酸アナログ治療を開始する前には、HIV重複感染の有無を検査する。
  1. B型慢性肝炎では、治療ガイドラインを基準に治療法を選択する。
  1. 治療対象:
  1. ALT 31IU/l以上
  1. HBe抗原の有無にかかわらず、慢性肝炎では、HBV DNA 4Log copies/mL(2,000 IU/mL)以上
  1. 肝硬変では、HBV DNA 2.1Log copies/mL(20 IU/mL)以上
  1. 高ウイルス量(7Log copies/mL(1.7×106 IU/mL)以上)の症例は、IFNの効果は限定的であるため、まずエンテカビル(バラクルード)またはテノホビル(TDF:テノゼット、TAF:ベムリディ)を投与しウイルス量を十分に抑制した後にIFNに切り替えることも考慮する。
  1. また、肝線維化がF2以上に進行している場合や血小板が15万/μL以下の場合には、エンテカビルまたはテノホビル 内服を考慮する。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

B型急性肝炎の初診時に行う検査例
  1. B型急性肝炎の初診時には、肝炎の重症度、劇症化率などを評価することが重要。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

B型急性肝炎に対する治療方針
抗ウイルス療法の基本方針
肝炎の劇症化予知式
著者校正/監修レビュー済
2018/02/28


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