小細胞肺癌(初期)

著者: 駄賀晴子 大阪市立総合医療センター

監修: 高橋和久 順天堂大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2019/05/31
参考ガイドライン:
肺癌診療ガイドライン 2018年版

概要・推奨  

  1. 臨床病期I、IIA期(第8版)の小細胞肺癌LD症例では手術療法+化学療法で良好な成績が報告されており、手術を含む治療が推奨されるCJG推奨度2)
  1. 小細胞肺癌LD症例において、化学療法単独よりも化学療法と放射線療法の併用療法を行うことで生存の延長が示されており、放射線療法が可能な症例では化学療法に放射線療法を併用することが推奨されるS/CSJG推奨度1)
  1. 小細胞肺癌LD症例における化学療法と放射線療法は、同時併用による生存の改善が示されており、同時併用が可能な症例に対しては、早期同時併用が推奨されるS/CSJG推奨度1)
  1. 小細胞肺癌LD症例における化学療法+放射線同時併用療法放射線照射方法は、加速過分割照射(accelerated hyperfractionation、AHF)の有用性が示されており、AHFが推奨されるRsJG推奨度2)
  1. 小細胞肺癌LD症例における放射線同時併用療法時の化学療法レジメンはシスプラチン(CDDP)+エトポシド(ETP)療法が推奨されるRsJG推奨度1)
  1. 初回治療でCRが得られた症例に対して予防的全脳照射(PCI)を行うことで生存の延長が示されており、PCIを行うよう推奨されるS/CS推奨度1)
  1. PCIの線量は1回2.5Gy、総線量25Gyが推奨されるRJG推奨度2)
  1. 化学療法胸部放射線同時併用療法中遺伝子組み換えヒト顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤使用は、血小板低下などの毒性が増大することが報告されており、併用は避けるべきであるR、推奨度4)
  1. 高齢者小細胞肺癌LD症例における化学療法と放射線療法の同時併用療法は、毒性の増強が懸念され、適応に関しては慎重な検討が必要であるOJ推奨度3)
  1. 小細胞肺癌LD症例での化学療法レジメンはシスプラチン(CDDP)+エトポシド(ETP)療法が推奨されるRsJG推奨度1)
  1. 高齢者・PS(治療前全身状態)不良小細胞肺癌症例における化学療法レジメ…
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(大きな改訂なし)。


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