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肝癌(概要)

著者: 山下竜也 金沢大学先進予防医学研究センター

監修: 金子周一 金沢大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2020/05/07
参考ガイドライン:
  1. 日本肝臓学会:肝癌診療ガイドライン 2017年版(補訂版)

概要・推奨  

  1. 肝細胞癌の危険因子として肝硬変、B型肝炎・C型肝炎への感染、男性、高齢者、アルコールの摂取、アフラトキシンなどが挙げられる。
  1. 肝細胞癌高リスク患者では定期的なサーベイランスが必要である(推奨度1)。
  1. 肝癌の予後は病期分類、脈管侵襲、肝機能、腫瘍数などで予測される(推奨度2)。
  1. 肝動脈塞栓療法は標準治療の1つである(推奨度1)。
  1. 小肝癌に対しては、ラジオ波焼灼術がエタノール注入療法より局所コントロールが良い(推奨度1)。
  1. 分子標的薬内服療法としてのソラフェニブ(ネクサバール)またはレンバチニブ(レンビマ)内服療法は標準的な1次薬物療法である(推奨度1)。
  1. ソラフェニブ内服後の2次治療として、レゴラフェニブ(スチバーガ)内服療法、ラムシルマブ(サイラムザ)点滴静注はある限られた症例に対する標準的な治療である(推奨度1)。
  1. 細胞傷害性薬剤の全身投与、肝動脈注入療法は有効性が示されていない(推奨度3)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 肝癌診療ガイドライン2017年版(補訂版)に基づき、主に肝移植と薬物療法について改訂を行った。


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