植え込み型除細動器埋め込み、フォローアップ :トップ    
監修: 永井良三 自治医科大学
三橋武司 自治医科大学附属さいたま医療センター 循環器科

概要

ポイント:
  1. ICDは患者の突然死を予防する重要な治療機器であり、その管理は厳密に行われなければならない。
 
適応: >詳細情報 
  1. 日本循環器学会の「不整脈の非薬物治療ガイドライン」に従い、適応を検討する(下記がガイドラインの項目である)。
  1. ICDによる突然死の二次予防のため
  1. 器質的心疾患を有する患者に対する突然死の一次予防のため(冠動脈疾患または拡張型心筋症に基づく慢性心不全で、十分な薬物治療を行ってもNYHAクラスⅡまたはクラスⅢの心不全症状を有し、かつ左室駆出率35%以下で、非持続性心室頻拍を有する場合など)
  1. 原因不明の失神の突然死の予防のため
  1. 特殊心疾患(肥大型心筋症、Brugada症候群、先天性QT延長症候群など)の突然死の予防のため

合併症: >詳細情報 
  1. 感染症は1%程度に発生する。最も重要な合併症の1つである。<図表>
  1. 何らかのリードトラブル(断線、リードの移動、閾値の上昇など)は3~4%に生じる <図表>
  1. 気胸は1%程度に発生する。
  1. 本体挿入部(ポケット)血腫は中等度以上のものについては感染の危険性があり、慎重に経過を観察する必要がある。
  1. 不適切作動は5~10%に生じる。 <図表>

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時に行う検査例
  1. 術後合併症(感染症、機器トラブル)の有無、術後作動状況を確認する。
  1. 発生した問題に対して適切に対応する。
○フォローアップ初診時に、下記の検査を考慮する。

追加情報ページへのリンク

  • 植え込み型除細動器埋め込み、フォローアップに関する詳細情報
  • 植え込み型除細動器埋め込み、フォローアップに関する評価・治療例(詳細) (1件)
  • 植え込み型除細動器埋め込み、フォローアップに関するエビデンス・解説 (7件)
  • 植え込み型除細動器埋め込み、フォローアップに関する画像 (14件)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

ICD外来での対応フローチャート
ポケット感染
リードの移動(離脱)
心房粗動(細動)に対する不適切作動
リード断線によるショック作動
心室頻拍に対する抗頻拍ペーシング
心室細動に対するショック治療
80Jの二相性ショック
完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)システム
完全皮下植込み型除細動器で使用される心電図
著者校正/監修レビュー済
2017/08/31


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