溶血性貧血 :トップ    
監修: 木崎昌弘 埼玉医科大学総合医療センター
杉原尚 中西秀和 川崎医科大学 血液内科学

概要

疾患のポイント:
  1. 溶血性貧血(hemolytic anemia)とは、何らかの原因によって赤血球の崩壊が亢進した状態の総称であり、多くの疾患を包括する一種の症候群である。
  1. 病因により先天性溶血性貧血と後天性溶血性貧血に分類され、病型に応じた治療法を選択することが重要である。
  1. なお、自己免疫性溶血性貧血は、指定難病であり、重症度分類においてStage3 以上(薬物療法を行っていてヘモグロビン濃度10g/dl 以上の者は除く)の場合などでは、申請し認定されると、保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。([平成27年1月施行])
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
 
診断: >詳細情報 
  1. 溶血所見(間接ビリルビン高値、LDH高値、血清ハプトグロビン低値)と網状赤血球増多が認められれば、溶血性疾患と診断する。
  1. 溶血性貧血の診断基準(厚生労働省 特発性造血障害に関する調査研究班[平成16年度改訂]):<図表>
 
病型診断: >詳細情報 
  1. ポイント:
  1. 溶血の存在が確認されれば、続いて溶血性疾患の病型診断を行う。溶血性貧血の病型別頻度は下記の図表のようになっている。
  1. 溶血性貧血症例における病型確定のためのアプローチ:アルゴリズム
  1. わが国における溶血性貧血の病型別頻度(平成10年度疫学調査):<図表>
  1. 自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の評価: >詳細情報 
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評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

溶血の存在を評価するための検査例
  1. 溶血が存在するか否かを判断するための検査を行う。
○ 溶血を診断するために、スクリーニングとして下記の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

溶血性貧血症例における病型確定のためのアプローチ
溶血性貧血の診断基準(厚生労働省 特発性造血障害に関する調査研究班[平成16年度改訂])
HSの臨床的重症度分類
わが国における溶血性貧血の病型別頻度(昭和49年度疫学調査)
わが国における溶血性貧血の病型別頻度(平成10年度疫学調査)
AIHAやHSにみられる赤血球形態変化
著者校正/監修レビュー済
2017/03/31


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