骨粗鬆症治療薬(薬理)

著者: 中原 保裕 (有)ファーマシューティカルケア研究所

著者校正/監修レビュー済:2020/05/07
参考ガイドライン:
骨粗鬆学会日本骨代謝学会骨粗鬆症財団:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版

概要・推奨  

  1. 骨粗鬆症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる疾患である。日本では、約1,000万人の患者がいるといわれており、高齢者人口の増加に伴ってその数は増える傾向にある。
  1. 骨粗鬆症治療の目的は骨折予防であり、骨折予防効果が確立された治療薬を用いる。
  1. 日本骨代謝学会の骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインでは、それぞれの薬剤の推奨グレードを一覧にした表を作成しているが、骨折予防効果の確立された薬剤にはビスホスホネート、ホルモン補充療法(HRT)、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、ビタミンD3製剤、副甲状腺ホルモン薬、抗RANKL抗体がある。
  1. 治療は、女性の場合は閉経の有無と更年期症状の有無、大腿骨近位部の骨折の有無、椎体骨折の既往の有無、椎体骨折を認める場合はその数と重症変形の有無により異なる。
  1. 一般的に、治療による骨折抑制効果を期待するには、少なくとも1年以上の継続と80%以上の服薬コンプライアンスが必要とされている。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. ・定期レビューを行い、抗スクレロスチン抗体薬の追加を行った。

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