抗菌薬(薬理)

著者: 中原 保裕1) (有)ファーマシューティカルケア研究所

著者: 『今日の臨床サポート』編集部2)

著者校正/監修レビュー済:2016/04/22

概要・推奨  

まとめ:
  1. 抗菌薬は、細胞壁や蛋白質やDNA-RNAの合成を阻害するか細胞膜障害作用することにより細菌感染症を治療する作用(抗菌活性)を持つ。それぞれ、細胞壁の合成を阻害する薬剤として、βラクタム系阻害薬、グリコペプチド系抗菌薬などが、また、タンパク質合成を阻害する抗菌薬として、アミノグリコシド系抗菌薬、マクロライド系抗菌薬、テトラサイクリン系抗菌薬などが、DNA-RNAの合成を阻害する抗菌薬として、キノロン系抗菌薬、ST合剤が、細胞壁障害作用を持つ抗菌薬として、ポリペプチド系抗菌薬が知られている。(下記薬効分類)
  1. なお、βラクタム系抗菌薬は、さらに細かく、ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、ペネム系、モノバクタム系に細分類され、それらの薬剤はβラクタム環を基本構造として共有している。
  1. 抗菌薬の作用機序:<図表>
 
薬効分類:
  1. 細胞壁の合成を阻害して作用する抗菌薬
  1. βラクタム系抗菌薬
  1. ペニシリン系
  1. セフェム系
  1. カルバペネム系
  1. ペネム系
  1. モノバクタム系
  1. グリコペプチド系
  1. ホスホマイシン系
  1. タンパク質の合成を阻害して作用する抗菌薬
  1. アミノグリコシド系
  1. マクロライド系
  1. リンコマイシン系
  1. テトラサイクリン系
  1. オキサゾリジノン系
  1. ストレプトグラミン系
  1. クロラムフェニコール系
  1. DNA-RNAの合成を阻害して作用する抗菌薬
  1. キノロン系
  1. サルファ剤
  1. ST合剤
  1. リファンピシン
  1. <…
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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