今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 豊田彰史 キッズクリニック鴨居

監修: 渡辺博 帝京大学老人保健センター

著者校正/監修レビュー済:2020/01/17
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版) に基づき、本項全般の改訂を行った。

概要・推奨   

  1. 感染性心内膜炎(IE)は、弁膜や心内膜、大血管内膜に細菌集簇を含む疣腫を形成し、菌血症、血管塞栓、心障害などの多彩な臨床症状を呈する全身性敗血症性疾患である。
  1. 小児のIEの発症リスクとして、①先天性心疾患、②先天性心疾患術後の血行動態異常および手術期に使用する人工弁やパッチなど人工物、③手術期などでのカテーテル留置、④免疫防御機構の低下、⑤Staphylococcus aureus易感染性などがある。
  1. 原因菌はStaphylococcus aureus、VGS、CNSの順に多い。特にStaphyrococcus aureusが多いことから重症化しやすい傾向がある。
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 感染性心内膜炎(IE)は、弁膜や心内膜、大血管内膜に細菌集簇を含む疣腫(vegetation)を形成し、菌血症、血管塞栓、心障害などの多彩な臨床症状を呈する全身性敗血症性疾患である[1]
  1. 発症には、弁膜疾患や先天性心疾患に伴う異常血流や、人工弁置換術後などに異物の影響で生じる非細菌性血栓性心内膜炎(nonbacterial thrombogenic endocarditis、NBTE)が重要とされる[1]
  1. NBTEを有する例において、歯科処置、耳鼻咽喉科的処置、婦人科的処置、泌尿器科的処置などにより一過性の菌血症が生じると、NBTEの部位に菌が付着、増殖し、疣腫が形成されると考えられている[1]
  1. 一般小児におけるIEの発症率は、10万人・年あたり0.34から0.64で成人より低く、発症時期は、乳児期後半と思春期後半に多い[1][2][3][4][5][6][7][8]
  1. 小児におけるIEリスクの特徴としては、乳歯から永久歯に変わるため抜歯などの歯科治療の機会が成人に比べて多いことや、アトピー性皮膚炎に伴う皮膚の感染症が多いことがあげられる[9][10]
  1. 急性(6週未満)、亜急性に分類される。菌血症から症状の発現までは、80%以上の例では2週間以内である[11]
  1. 原因菌として、小児ではStaphylococcus aureus、VGS、CNSの順に多く、特にStaphyrococcus aureusが多いことから重症化しやすい傾向がある[1]
  1. 先天性心疾患が存在すると、IEのリスクが増大するといわれている[12][13]
  1. 先天性心疾患入院患者の0.71%がIEとの報告がある[14]
  1. 先天性心疾患を有する小児におけるIEの発症率は10万人・年あたり41で高く、小児のIE全体に占める先天性心疾患患者の割合は30~80%である[1][5][8][15][16]
  1. 小児のIEの発症リスクとして、①先天性心疾患の存在、②先天性心疾患術後の血行動態異常および手術期に使用する人工弁やパッチなど人工物の存在、③手術期などでのカテーテル留置、④免疫防御機構の低下、⑤Staphylococcus aureus易感染性などがあげられる[1][2][17][6][18][19]
  1. 感染経路が不明であることが少なくないが、歯科処置(全体の12%程度)、心臓外科手術(8%)に起因する[13]
  1. 小児期IEは、成人と比べ、左心系よりも右心系IEの頻度が高い(46% vs 51%)ため、心不全合併、塞栓症発生頻度は低い。また、真菌性IEの頻度も低い[13]
  1. 未手術の先天性心疾患では、ファロー四徴症などのチアノーゼ型先天性心疾患がもっとも高リスク(210~580例/10万人・年)であり、心室中隔欠損、大動脈弁狭窄/閉鎖不全、大血管転位、動脈管開存の順にリスクが高い[1][13][20][8][18][16][21][9]
  1. 無脾症候群などの内臓錯位症候群では、チアノーゼ型の複雑先天性心疾患の合併が多いことに加えて Streptococcus pneumoniae感染に対する抵抗力がないため、IEリスク、致死率とも高い[1]
  1. 右心流出路形成術、大動脈肺動脈吻合術、欠損孔閉鎖術などに用いる人工材料感染を起こすことが多く、急性期に心臓外科適応となることが少なくない。先天性心疾患IEの26%で外科適応となる[13]
  1. 先天性心疾患の外科手術後では、右室-肺動脈に人工血管などの導管を用いるRastelli手術や、人工血管による短絡術、人工弁置換術後などが高度リスクである[1][13][21]
  1. 小児のIEについては、予防処置のあり方や治療法などが成人と異なり、多施設二重盲検試験などのデータが不十分で、倫理的にも対象群をおいた試験を行えないため、専門家の意見を採用している部分が多い[1]
  1. IEのリスク患者については、成人と同様、小児でも感染予防の啓蒙と実践が重要である。 >詳細情報 
問診・診察のポイント  
  1. 小児期感染性心内膜炎(IE)で最も頻度の高い症状は発熱(56~100%)、次に食思不振・体重減少(8~83%)、倦怠感(40~79%)である。発熱を認めない場合もあるが、多くは中等度発熱である。

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オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
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著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
豊田彰史 : 未申告[2024年]
監修:渡辺博 : 特に申告事項無し[2024年]

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感染性心内膜炎(小児科)

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