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エビデンス
- 左腎盂尿管移行部狭窄により巨大水腎症を呈...
- 異常血管による左腎盂尿管移行部狭窄
- 両側腎盂尿管移行部狭窄による両側水腎症
- BCG膀胱内注入療法後の萎縮膀胱による両...
- 回腸新膀胱造設後(Studer変法)の両...
- 左尿管腫瘍による左水腎症
- 巨大水腎症に至った左尿管腫瘍
- 後腹膜腫瘍による右水腎症
- 浸潤性膀胱癌による右水腎症
- 去勢抵抗性前立腺癌による両側水腎症症例
- 利尿レノグラム
- 新生児における中等度片側性水腎症の予後
- 尿路閉塞と高血圧
- 新生児の身体所見と泌尿生殖器系異常
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- 下大静脈後尿管の診断と治療(膵外傷を契機...
- Fungus ballによる移植腎の水腎...
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図表
- 正常腎と水腎症の腹部超音波検査
- 腎尿管結石による右水腎症
- 左尿管腫瘍による巨大水腎症
- 水腎症の原因となり得る疾患群
- 水腎症の腹部超音波所見
- 右尿路結石による水腎症の単純CT横断像
- 右尿路結石による水腎症の単純CT冠状断像
- 右水腎症のレノグラム
- 右腎結石治療前後の順行性腎瘻造影
- 右水腎症(造影CT冠状断像)
- 両側水腎症(造影CT早期相)
- 多発性単純性腎嚢胞の超音波像
- 腎嚢胞の造影CT像
- 多発性嚢胞腎の単純CT横断像
- 傍腎盂嚢胞の造影CT横断像
- 後天性嚢胞性腎疾患に合併した腎癌(単純C...
- 後天性嚢胞性腎疾患に合併した腎癌(MRI...
- 正常腎と水腎症の腹部超音波検査
- 腎尿管結石による右水腎症
- 先天性水腎症の分類
- 単純CT横断像(右尿管結石による水腎症に...
- 腎瘻造影(右尿管結石による水腎症に伴い急...
- 単純CT横断像(右尿管結石による水腎症に...
- 腎瘻造影(右尿管結石による水腎症に伴い急...
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- 多発性嚢胞腎(単純CT横断像)
- 多発性嚢胞腎(単純CT冠状断像)
- 多発性嚢胞腎(単純CT矢状断像)
- 傍腎盂嚢胞(腹部超音波)
- 傍腎盂嚢胞(CT横断像)
- 単純CT横断像(右尿管結石による水腎症に...
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- 腎瘻造影(右尿管結石による水腎症に伴い急...
- 単純CT横断像(右尿管結石による水腎症に...
- 腎瘻造影(右尿管結石による水腎症に伴い急...
- 単純CT横断像(右尿管結石による水腎症に...
- 成人水腎症の診断と治療の方向性
- 出生前診断で水腎症を指摘された新生児の管...
- 左腎盂尿管移行部狭窄による巨大水腎症
- ラシックス負荷レノグラム
- 両側腎盂尿管移行部狭窄による両側水腎症
- BCG膀胱内注入療法後の萎縮膀胱による両...
- 回腸新膀胱造設後(Studer変法)の両...
- 左尿管腫瘍による左水腎症
- 巨大水腎症に至った左尿管腫瘍
- 後腹膜腫瘍による右水腎症(腹部超音波検査...
- 浸潤性膀胱癌による右水腎症
- 去勢抵抗性前立腺癌による両側水腎症症例
- 造影CT後期相と3D-CT所見
- 今回の入院までの移植腎機能の推移
- 異常血管による左腎盂尿管移行部狭窄
- 後腹膜腫瘍による右水腎症(造影CT横断像...
- 術前の経過
- 移植腎尿管の閉塞に伴う画像変化
- 後腹膜腫瘍による右水腎症(造影CT冠状断...
- 術中・術直後の所見とそのスキーマ
- 移植腎機能低下に対する処置
- 術前・術後の排泄性尿路造影の変化
- Fungus ballによる尿管閉塞と診...
- 下大静脈後尿管の疫学
- 腎瘻造設後の腎機能の推移
- 下大静脈後尿管の診断
- 順行性腎臓造影所見による治療効果判定
- 下大静脈後尿管の治療
- 移植腎尿管閉塞の病因
- 移植後のカンジダ尿症に対する考え方
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評価・治療例(詳細)
- 関連する臨床レビュー
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概要・推奨
疾患のポイント:- 水腎症とは、尿路の通過障害により腎でつくられた尿が停滞し、腎臓が内側から腫れた状態(腎盂・腎杯が拡張した状態)で、放置すれば機能障害に陥る病態である。
- 発熱や糖尿病を有する症例では早期診断が重要で、治療の遅れは非可逆的な腎臓機能障害につながる。
診断: >詳細情報 - 超音波検査で腎盂拡張程度と範囲を確認し診断する。膀胱とその周囲臓器も評価する。エコー所見として、正常腎ではcentral echo complex(CEC)の解離はないが、水腎症では腎盂腎杯の拡張に伴いCECが解離し低エコー領域として認識される。
- 正常腎と水腎症の腹部超音波検査所見:<図表>
- CT所見上は、腎表面の不整が認められ、部分的な腎実質の菲薄化を認める。
- CT画像:腎尿管結石による右水腎症:<図表>
- 尿検査で膿尿、血尿、尿糖の有無を確認する。また、血液・生化学検査を行い炎症反応、代謝異常、総腎機能について評価する。尿素窒素やクレアチニン値上昇の場合、両側性水腎症の可能性がある。高カリウム血症は致命的となるので単腎の場合、特に診断と治療に急を要す。
原因の評価:- 先天性水腎症の場合:
- 新生児の腎盂拡張は一過性のことが多いが、尿路閉塞や膀胱尿管逆流がその原因であることがある。
- 後天性水腎症の場合:
- 水腎症そのものと鑑別を要する疾患は多くはなく、むしろ、多岐にわたる水腎症の原因を鑑別し(内因性、外因性あるいは機能性)、適切な治療を行うことが重要である。後天性水腎症の場合、若年層では結石が水腎症の一般的な原因である。
- 水腎症の原因となり得る疾患群:<図表>
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■水腎症の診断のための検査例
- 尿検査で膿尿、血尿、尿糖の有無を確認する。
- 血液・生化学検査を行い炎症反応、代謝異常、総腎機能について評価する。
- 超音波検査で腎盂拡張程度と範囲を確認し、膀胱とその周囲臓器も評価する。
○ 水腎症が疑われる場合、スクリーニングとして5)を、確定診断として6)を病態に合わせて適宜行う。
疾患のポイント:
- 水腎症とは、尿路の通過障害により腎でつくられた尿が停滞し、腎臓が内側から腫れた状態(腎盂・腎杯が拡張した状態)で、放置すれば機能障害に陥る病態である。
- 発熱や糖尿病を有する症例では早期診断が重要で、治療の遅れは非可逆的な腎臓機能障害につながる。
診断: >詳細情報
- 超音波検査で腎盂拡張程度と範囲を確認し診断する。膀胱とその周囲臓器も評価する。エコー所見として、正常腎ではcentral echo complex(CEC)の解離はないが、水腎症では腎盂腎杯の拡張に伴いCECが解離し低エコー領域として認識される。
- 正常腎と水腎症の腹部超音波検査所見:<図表>
- CT所見上は、腎表面の不整が認められ、部分的な腎実質の菲薄化を認める。
- CT画像:腎尿管結石による右水腎症:<図表>
- 尿検査で膿尿、血尿、尿糖の有無を確認する。また、血液・生化学検査を行い炎症反応、代謝異常、総腎機能について評価する。尿素窒素やクレアチニン値上昇の場合、両側性水腎症の可能性がある。高カリウム血症は致命的となるので単腎の場合、特に診断と治療に急を要す。
原因の評価:
- 先天性水腎症の場合:
- 新生児の腎盂拡張は一過性のことが多いが、尿路閉塞や膀胱尿管逆流がその原因であることがある。
- 後天性水腎症の場合:
- 水腎症そのものと鑑別を要する疾患は多くはなく、むしろ、多岐にわたる水腎症の原因を鑑別し(内因性、外因性あるいは機能性)、適切な治療を行うことが重要である。後天性水腎症の場合、若年層では結石が水腎症の一般的な原因である。
- 水腎症の原因となり得る疾患群:<図表>
■水腎症の診断のための検査例
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水腎症の診断のための検査例
- 尿検査で膿尿、血尿、尿糖の有無を確認する。
- 血液・生化学検査を行い炎症反応、代謝異常、総腎機能について評価する。
- 超音波検査で腎盂拡張程度と範囲を確認し、膀胱とその周囲臓器も評価する。
○ 水腎症が疑われる場合、スクリーニングとして5)を、確定診断として6)を病態に合わせて適宜行う。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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