血精液症 :トップ    
監修: 松田公志 関西医科大学 泌尿器科学教室
井上貴昭1) 松田公志2) 1)関西医科大学腎泌尿器外科 2)関西医科大学 泌尿器科学教室

概要

  1. 血精液症とは、伝統的に、射精した精液のなかに肉眼的な血液が存在することと定義されている。正常男性にとって血精液症が繰り返されることは不安を駆り立てる要因である。
  1. 多くの血精液症の原因は良性の炎症であるが、まれにこの症状が泌尿器科癌に現れる最初の症状の場合もある。初めて血精液症が出現したときの年齢を確認する。(患者はしばしば、病院を受診する以前にも同症状を伴っていることがある。40歳未満では悪性腫瘍が原因のことは少ない。)
  1. 40歳未満の患者の場合は、悪性腫瘍が原因である可能性は少ないが、40歳以上の場合には悪性腫瘍を含めた精査が必要である。
 
臨床のポイント:
  1. 若年者の血清液症は炎症によることが多いが、高齢者では前立腺癌などの悪性腫瘍が原因のことがある。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時のオーダー例
  1. 血精液症は多くの場合、出血はわずかでありself-limitingなため、自然に止血されることを期待し経過観察とされるが、精密検査で異常が確認された場合には、治療を介入する必要がある。
○ すべての患者に1)2)3)を行い、40歳以上には4)5)を追加する。患者の不安が強いときには6)7)を投与する。膿尿があれば8)を投与する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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血精液症の診断・治療アルゴリズム
著者校正/監修レビュー済
2016/06/10


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