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蜂窩織炎

著者: 曾木美佐 社会福祉法人太陽会 安房地域医療センター 総合診療科

監修: 具芳明 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター

著者校正/監修レビュー済:2020/01/31
参考ガイドライン:
  1. 米国感染症学会(IDSA):Practice guidelines for the diagnosis and management of skin and soft tissue infections(2014)

概要・推奨  

  1. 蜂窩織炎のすべての患者で血液培養を採取することは推奨されない(推奨度3)
  1. 診察時、皮膚潰瘍や外傷による皮膚バリアーの破綻、褥瘡、皮膚病、下腿浮腫、静脈不全、リンパ浮腫、肥満といった蜂窩織炎のリスクファクターの有無に注意することが推奨される(推奨度2)
  1. 排膿やドレナージするような膿瘍はないが、膿性滲出液を伴うような化膿性蜂窩織炎には、エンピリカルに市中メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(CA-MRSA)をカバーする抗菌薬投与を考慮することが推奨される(推奨度2)
  1. 市中MRSAのエンピリカル治療では、ST合剤、テトラサイクリン塩酸塩(ドキシサイクリン塩酸塩水和物またはミノサイクリン塩酸塩)が推奨される(推奨度2)
  1. 下腿の蜂窩織炎を繰り返す患者に対し、抗菌薬の予防内服が検討されるが抗菌薬の最適な投与量や投与期間は不明である(推奨度3)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 2005年のガイドラインのレビューを行い、起因菌がMRSAであった場合の治療法を明記した。
  1. 軽症な皮膚軟部組織感染症から壊死性筋膜炎のような致死的な疾患まで幅広く扱い、迅速な診断・起因菌の同定・効果的な治療を行うための臨床力の重要性を強調した。


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