- 概要・推奨
- 病態・疫学・診察
- 診断方針
- 治療方針
- 鑑別疾患
- ガイドライン
- 症例検索
-
エビデンス
- 急性心筋炎では劇症化の徴候に常に注意し、...
- 冠危険因子の低い胸痛の鑑別診断として、急...
- 心筋生検で陰性でも急性心筋炎は否定できな...
- 急性心筋炎の自然歴・予後は臨床病型や組織...
- 心筋逸脱酵素の上昇を認める急性心筋炎患者...
- 劇症型心筋症でも、胸部X線で心拡大のない...
- 心電図でのQRS幅の経時的増大や高度房室...
- 心筋炎を疑ったら必ず心エコー検査を行う。...
- ウイルス感染による急性心筋炎の予後は、劇...
- わが国での急性心筋炎の多くはウイルス性に...
- ウイルス感染が想定されるウイルス性心筋炎...
- 慢性心筋炎の診断は容易ではなく、拡張型心...
- アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬...
- 標準治療を受けている慢性心不全患者に抗ア...
- 心筋炎の疑いのある慢性心不全患者にβ遮断...
- 急性心筋炎患者に関する運動については、競...
- 心臓MRIが心筋炎診断に有用である。
- 文献
-
図表
- 急性心筋炎の診断手引き
- 心筋炎の分類
- 急性心筋炎の治療法と適応評価
- 劇症型心筋炎の予測診断法と適応評価
- 劇症型心筋炎における治療
- 巨細胞性心筋炎における治療法とその適応評...
- 好酸球性心筋炎における治療法とその適応評...
- 慢性心筋炎における治療法と適応評価
- 急性心筋炎の診断手順
- 急性心筋炎の治療(入院が原則)
- 心内膜心筋生検による急性心筋炎の診断基準
- 臨床および検査パラメーターに関する劇症型...
- 劇症型心筋炎患者の心機能に及ぼすECMO...
- 劇症型心筋症におけるPCPS管理図
- 慢性心筋炎の診断手引き
- プラセボ群とエナラプリル群の累積死亡率:...
- Kaplan-Meier法による主要転帰...
- β遮断薬投与の有無でみた心臓死および心臓...
- 387名の若年運動選手に発生した突然死の...
- 心筋炎患者のMRI所見
- 急性心筋炎の心筋生検組織像
- 慢性心筋炎の心筋生検組織像
-
評価・治療例(詳細)
- 関連する臨床レビュー
個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能
疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。
1,400名の専門医による経験と根拠に基づく豊富な診療情報が、今日の臨床サポート1つで確認できます。
まずは15日間無料トライアル
概要・推奨
疾患のポイント:- 心筋炎とは、臨床的あるいは病理学的に心筋に炎症細胞浸潤が確認される炎症性心疾患である。
- 感冒様症状や消化器症状が先行する心不全症状を診た際に、必ず心筋炎の存在を疑うことが診断の第一歩である。
- 病因の多くはウイルスや細菌などの感染症であるが、薬物や放射線、膠原病や川崎病などの全身疾患に伴うものや特発性などさまざまである。組織学的にはリンパ球性(多くはウイルス感染)、巨細胞性、好酸球性、肉芽腫性に分類される。病型としては急性心筋炎、慢性心筋炎に分類される。急性心筋炎のなかで生命危機に至るものを、劇症型心筋炎と呼ぶ。
診断: >詳細情報 - 最終的には、急性心筋梗塞などを除外し、心筋生検で組織像が確認できれば診断が確定する。
- 急性心筋炎を想起したら心電図、胸部Ⅹ線写真、血液生化学検査、心エコー図検査(
)、必要なら心臓カテーテル検査と心筋生検を加える。心筋生検にてリンパ球性、巨細胞性、好酸球性、肉芽腫性などの組織型を決定する。心筋生検は、発症10日以内の時期で、3カ所以上の部位からの採取が推奨される。
- 急性心筋炎の診断手引き[1]:…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■初診時の対応と特に大事な検査例
- 心不全の状態・重症度を評価する(心源性ショックに陥っていないか)。
- 心筋障害の程度を評価する。
- 炎症反応を評価する。
- 循環器専門施設への連絡行う。
- ウイルス性心筋炎を疑う場合には、ペア血清として、コクサッキーウイルス、アデノウイルス、エコーウイルス、インフルエンザ、パラインフルエンザウイルスの検査を考慮する。
- 酸素投与を至急に開始する。カテコラミンの投与を考慮する(ショック時:収縮期血圧<90mmHg)。
○ 心筋炎を疑った場合には、下記の検査を行い、心筋炎の確定と他疾患の除外を行う。
疾患のポイント:
- 心筋炎とは、臨床的あるいは病理学的に心筋に炎症細胞浸潤が確認される炎症性心疾患である。
- 感冒様症状や消化器症状が先行する心不全症状を診た際に、必ず心筋炎の存在を疑うことが診断の第一歩である。
- 病因の多くはウイルスや細菌などの感染症であるが、薬物や放射線、膠原病や川崎病などの全身疾患に伴うものや特発性などさまざまである。組織学的にはリンパ球性(多くはウイルス感染)、巨細胞性、好酸球性、肉芽腫性に分類される。病型としては急性心筋炎、慢性心筋炎に分類される。急性心筋炎のなかで生命危機に至るものを、劇症型心筋炎と呼ぶ。
診断: >詳細情報
- 最終的には、急性心筋梗塞などを除外し、心筋生検で組織像が確認できれば診断が確定する。
- 急性心筋炎を想起したら心電図、胸部Ⅹ線写真、血液生化学検査、心エコー図検査(
)、必要なら心臓カテーテル検査と心筋生検を加える。心筋生検にてリンパ球性、巨細胞性、好酸球性、肉芽腫性などの組織型を決定する。心筋生検は、発症10日以内の時期で、3カ所以上の部位からの採取が推奨される。
- 急性心筋炎の診断手引き[1]:…
■初診時の対応と特に大事な検査例
■
初診時の対応と特に大事な検査例
- 心不全の状態・重症度を評価する(心源性ショックに陥っていないか)。
- 心筋障害の程度を評価する。
- 炎症反応を評価する。
- 循環器専門施設への連絡行う。
- ウイルス性心筋炎を疑う場合には、ペア血清として、コクサッキーウイルス、アデノウイルス、エコーウイルス、インフルエンザ、パラインフルエンザウイルスの検査を考慮する。
- 酸素投与を至急に開始する。カテコラミンの投与を考慮する(ショック時:収縮期血圧<90mmHg)。
○ 心筋炎を疑った場合には、下記の検査を行い、心筋炎の確定と他疾患の除外を行う。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
(詳細はこちらを参照)
エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
