今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 山本博之 東京医科大学病院 循環器内科

監修: 伊藤浩 川崎医科大学総合内科学3教室

著者校正/監修レビュー済:2023/12/06
参考ガイドライン:
  1. 日本循環器学会2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン
  1. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会:2021年 JCS/JHRS ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈非薬物治療
  1. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会:不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)
  1. 日本循環器学会/日本心不全学会:2021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療
  1. 日本循環器学会/日本心不全学会:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. ウイルスゲノム解析や病理組織学的解析などのエビデンスの集積により心筋炎に関する理解が深まってきている背景をふまえ、心筋炎の概念を整理し『2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン』の大幅な改訂が行われた。
  1. 具体的には心筋炎の定義を国際ステートメントに合わせて整理を行った。
  1. 従来の慢性心筋炎を慢性活動性心筋炎に変更された。
  1. 急性化と慢性期の境界を3カ月から30日に変更された。
  1. 心筋炎診断、治療から管理に至るまで、アルゴリズムに従って包括的に改訂している。

概要・推奨   

【診断】
急性心筋炎
  1. 発症から30日未満の心筋炎と定義される。
  1. 心筋炎を疑ったら必ず心エコー検査を行う。患者における心機能評価や鑑別診断に役立つ(推奨度1)
  1. 心臓MRIが心筋炎診断に有用である(推奨度1)
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疾患情報 

概念・病態  
【概念】
  1. 心筋炎とは心筋を主座とした炎症性疾患であり、病理学的に炎症細胞浸潤と近接する心筋細胞障害(心筋細胞の変性および壊死)を特徴とする。炎症が心膜まで及ぶ場合は、心膜心筋炎と呼ばれる。心筋炎の臨床像や臨床経過は幅広いスペクトラムを示す。
 
心筋炎の概念図

(注)これまで本邦と欧米との間で、慢性経過した心筋炎(慢性心筋炎、慢性炎症性心筋症、炎症性拡張型心筋症など)の概念・定義が統一されておらず混乱が生じている。したがって、最近の国際ステートメントに準じて本ガイドラインでは下記に修正している。
1)従来の慢性心筋炎は慢性活動性心筋炎と再定義する。
2)急性と慢性の境界を3カ月から30日と再定義する。

出典

日本循環器学会.2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_nagai.pdf.(2023年10月閲覧)p15 図2
 
【分類】
  1. 心筋炎の分類は臨床病型分類、病因分類、組織分類の3種類からなる(心筋炎の分類<図表>)。
  1. 臨床病型は発症様式と時間経過により次の5型に分類される:現在の炎症細胞浸潤および心筋細胞障害を特徴とする活動性心筋炎(急性心筋炎・慢性活動性心筋炎)、その時点において炎症細胞浸潤は認めるが心筋細胞障害を伴わない心筋炎(慢性心筋炎・慢性炎症性心筋症)、心筋炎は治癒しているものの線維化・瘢痕残存による機能障害がある心筋炎後心筋症である(心筋炎の定義<図表>・国内外ガイドラインステートメント<図表>)。急性心筋炎のなかで急激な血行動態の破綻を生じ、生命危機に至るものを劇症型心筋炎と呼ぶ[1]。慢性活動性心筋炎には遷延性と不顕性の2型がある。
  1. 病因は感染性と非感染性に大きく分類される。感染性の多くはウイルスであり、非感染性としては化学物質(薬物・ワクチン)、全身性疾患(膠原病・サルコイドーシス)、過敏性反応や放射線などさまざまである。
  1. 組織学的にはリンパ球性、巨細胞性、好酸球性、肉芽腫性に分類される。
 
心筋炎の分類

発病初期に心筋生検を行えば組織診断に基づいた治療計画を立てることができるが、実際には発病初期には心筋生検が困難である症例や正確な組織診断が難しい症例もある。
 

出典

日本循環器学会.2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_nagai.pdf.(2023年10月閲覧)p16 表7
 
心筋炎の定義

心筋炎は1)発症からの期間、2)心筋組織における炎症、3)近接する心筋細胞障害の有無に基づいて5型に分類される。
 

出典

日本循環器学会.2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_nagai.pdf.(2023年10月閲覧)p17 表8
 
国内外ガイドライン・ステートメント・エキスパートコンセンサスにおける心筋炎の定義とその変遷

参考文献:
1) JCS Joint Working Group. Guidelines for diagnosis and treatment of myocarditis (JCS 2009): digest version. Circ J 2011 ; 7 5 :734-743. PMID: 21304213
2) Ammirati E, Frigerio M, Adler ED, et al. Management of acute myocarditis and chronic inflammatory cardiomyopathy: an expert consensus document. Circ Heart Fail 2020; 13: e007405. PMID:33176455
3) Caforio AL, Pankuweit S, Arbustini E, et al. Current state of knowledge on aetiology, diagnosis, management, and therapy of myocarditis: a position statement of the European Society of Cardiology Working Group on Myocardial and Pericardial Diseases. Eur Heart J 2013; 34: 2636-2648. PMID: 23824828
 

出典

日本循環器学会.2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_nagai.pdf.(2023年10月閲覧)p18 表9
 
症状・徴候  
  1. 心筋炎に特異的な症状や徴候はない。

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著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
山本博之 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:伊藤浩 : 特に申告事項無し[2025年]

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