虚血性視神経症 :トップ    
監修: 沖波聡 倉敷中央病院眼科
中馬秀樹 宮崎大学 感覚運動医学講座眼科

概要

疾患のポイント:
  1. 虚血性視神経症(ischemic optic neuropathy、ION)とは、視神経への血液供給が妨げられて起こる視神経の損傷である。分類として、動脈炎性と非動脈炎性がある。非動脈炎性が発症頻度が高い。一方、動脈炎性は、側頭動脈炎に合併するものが多く、また、両眼失明の危険がある。(虚血性視神経症の診断基準:アルゴリズム
  1. 両者の鑑別には、赤沈とCRPが有用である。動脈炎性では赤沈が亢進し、CRPが陽性となる。
 
動脈炎性虚血性視神経症:
  1. ポイント:
  1. 動脈炎性虚血性視神経症は、高齢者に発症し、側頭動脈炎に合併するものが多く、側頭部の圧痛、顎跛行(jaw claudication)、近位筋痛を伴う。
  1. 診断: >詳細情報  
  1. 眼底所見上は、乳頭腫脹の程度が強い。<図表>
  1. 赤沈の亢進、CRP陽性( エビデンス )に加え、側頭動脈の生検での多核巨細胞が確定診断となる( エビデンス )。ただし、失明のリスクがあるため、病歴・眼底所見より疑ったら診断の前に治療を開始する。
  1. 重症度・予後 >詳細情報 
  1. 無治療では高率に短期間のうちに僚眼に発症する。
  1. 治療: >…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

動脈炎症性虚血性視神経症の診断のための検査例
  1. 眼底所見上は、乳頭腫脹の程度が強い。<図表>
  1. 赤沈の亢進、CRP陽性( エビデンス )に加え、側頭動脈の生検での多核巨細胞が確定診断となる( エビデンス )。ただし、失明のリスクがあるため、病歴・眼底所見より疑ったら診断の前に治療を開始する。
○ 診断のために1)-3)を行う。

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薬剤監修について:
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※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

急性視力低下のデイシジョンツリー
非動脈性虚血性視神経症の診断基準
非動脈炎性虚血性視神経症の僚眼の視神経乳頭所見
急性期非動脈炎性虚血性視神経症の視野
慢性期非動脈炎性虚血性視神経症の視神経乳頭所見
急性期動脈炎性虚血性視神経症の視神経乳頭所見
急性期非動脈炎性虚血性視神経症の視神経乳頭所見
著者校正/監修レビュー済
2016/09/02


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