今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 須網和也 名古屋掖済会病院 救急科

監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問

著者校正/監修レビュー済:2024/06/12
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、一部表現を改訂した。

概要・推奨   

  1. 急性視力障害の鑑別のためには問診が重要である。特に重要なことは、発症までの時間経過・痛みの有無・片側性が両側性か、一過性か持続性かを聴取することである。身体所見では、対座法での視野検査に併せて対光反射を確認することが大切である。特に、相対性求心性瞳孔障害を認める患者では、視神経障害、広範な網膜の障害が考えられるため、眼科コンサルトが必要となる症例が多く、適切な介入が必要となる。また患者の目が赤く見えるいわゆる赤目を来していた場合、鑑別疾患を絞ることができる。特殊な状況として、眼科手術後・外傷に伴う急性視力障害は眼科コンサルトが必要になることが多い。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
須網和也 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:箕輪良行 : 特に申告事項無し[2024年]

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