急性咽頭炎 (溶連菌咽頭炎を含む) :トップ    
監修: 山本舜悟 京都大学医学部附属病院 臨床研究教育・研修部
上山伸也 倉敷中央病院 感染症科/感染制御室

概要

疾患のポイント:
  1. 急性咽頭炎とは、アデノウイルス、コクサッキーウイルスなどのウイルスや、A群β溶血性レンサ球菌などの細菌によって起きる咽頭の炎症である。
  1. 急性咽頭炎の起炎菌は、小児の85%、成人の95%でウイルスか不明である。
  1. A群溶連菌が咽頭炎の起炎菌に占める割合は、小児で15~30%、成人で5~10%程度といわれている。

診断: >詳細情報 
  1. 急性咽頭炎の診断はCentorスコア(A群β溶連菌の診断基準)をもとに行う。
  1. 白苔を伴う扁桃腺炎:<図表>
  1. Centorスコアで4点以上の場合は、抗菌薬治療を行う。
  1. 2~3点の場合は迅速検査を行い、陽性の場合は抗菌薬治療を行う。 エビデンス  エビデンス 
  1. 0~1点の場合は、細菌性咽頭炎の可能性は低い。
  1. 小児で迅速検査陰性の場合でも、咽頭培養を追加し、培養陽性なら治療する。 エビデンス 

重症度・予後: >詳細情報 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時評価例
  1. 急性咽頭炎の診断はCentorスコアをもとに行う。
  1. 発熱38℃以上:1点
  1. 咳がない:1点
  1. 圧痛を伴う前頚部リンパ節腫脹:1点
  1. 白苔を伴う扁桃腺炎:1点
  1. 3~14歳:+1点
  1. 15~44歳:0点
  1. 45歳~:-1点
  1. Centorスコアで4点以上の場合は、抗菌薬治療を行う。
  1. 2~3点の場合は迅速検査を行い、陽性の場合は抗菌薬治療を行う。 エビデンス  エビデンス 
  1. 0~1点の場合は、急性咽頭炎の可能性は低い。
  1. 白苔を伴う扁桃腺炎:<図表>
○ Centorスコアが2~3点の場合は1)を行う。4点以上では治療を始める。小児症例では1)が陰性の場合でも、2)を考慮する。咽頭蓋炎を疑う場合は3)を、膿瘍形成を疑う場合は4)を考慮する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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白苔を伴う扁桃腺炎
著者校正/監修レビュー済
2017/03/31


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