急性咽頭炎 (溶連菌咽頭炎を含む)

著者: 上山伸也 倉敷中央病院 感染症科/感染制御室

監修: 山本舜悟 京都市立病院 感染症科/京都大学 医療疫学(非常勤講師) 

著者校正/監修レビュー済:2020/01/17

概要・推奨  

  1. Centorスコアで3以上の場合、診断確定のために、A群溶連菌の迅速検査はおそらく推奨される(推奨度2)
  1. 成人の場合、Centorスコアで2点以上、かつA群溶連菌の迅速検査が陰性の場合、咽頭培養はおそらく推奨されない(推奨度3)
  1. 小児においては迅速検査が陰性でも咽頭培養がおそらく推奨される(推奨度2)
  1. 喉頭蓋炎の診断に、頚部軟部組織側面X線はおそらく推奨されない(推奨度3)。
  1. A群溶連菌による咽頭炎に対しては、経口ペニシリンの投与が強く推奨される(推奨度1)
  1. A群溶連菌による咽頭炎に対しては、伝染性単核球症の可能性がなければ、特に小児においてはアモキシシリンの投与も許容される(推奨度1)
  1. ペニシリンアレルギーの患者では、レボフロキサシンの内服が許容される(推奨度2)
  1. 1年に6回以上、2年連続して3~4回以上再発した場合は、扁桃摘出術がおそらく推奨される(推奨度2)
  1. 溶連菌感染症後糸球体腎炎を抗菌薬投与によって予防するエビデンスはまだない(推奨度2)
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、Centorスコアについて修正を行った。

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